市場ニュース

戻る
 

【材料】<注目銘柄>=小糸製、LEDランプ需要本格化で株価は青空圏へ

小糸製 <日足> 「株探」多機能チャートより
 小糸製作所<7276>の6000円近辺は買いで対処して報われる公算が大きそうだ。同社は自動車用ヘッドランプのトップメーカーで約2割の世界シェアを誇る。特に、同社が先行するLEDヘッドランプが日米で好調な伸びを示しており、業績は来期以降、再び成長路線を走ることが予想されている。

 LEDヘッドランプはハロゲンランプと比較して省電力かつ長寿命で、デザイン性の高さも強みとなっており急速に需要が開拓されている。世界的にはまだ採用車種は2割程度にとどまっており、それだけに今後の伸びしろは大きいとみられている。

 18年3月期は営業利益段階で前期比1.6%減の910億円見通しと小幅ながら減益を会社側では予想しているが、かなり保守的との見方が市場では強い。想定為替レートは1ドル=105円に設定しており、実勢のドル円相場を考慮すれば、それだけでも増額余地が意識されることになる。今年1月4日に上場来高値6390円をつけているが、そこを抜けば青空圏に突入、上値追いが加速する可能性もありそうだ。(銀)

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均