【特集】18年3月期【最高益】銘柄リスト〔第2弾〕 29社選出 <成長株特集>
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株探集計によると、5月8日から12日の期間に18年3月期の業績見通しを開示した1575社の中で、経常利益ベースで最高益更新を見込む企業は298社に上った。今回はこのうち、時価総額200億円以上の銘柄を対象に、同利益が前期と比べて20%以上伸びる見通しを示している29社を選び出し、増益率が大きい順に記した。
増益率トップは貴金属リサイクルを主力とするアサヒホールディングス <5857> 。18年3月期は前期に計上した北米子会社ののれんに係る減損損失75.1億円がなくなるほか、売上高も増加に転じ、経常利益は6期ぶりの最高益更新を見込む。2位のアイビー化粧品 <4918> [JQ]は昨年9月に発売した美容液「レッドパワーセラム」の好調継続や新製品の投入が寄与し、今期の経常利益は過去最高だった前期実績を5倍も上回る55億円に急拡大する見通しだ。3位のIHI <7013> は資源・エネルギー・環境事業と社会基盤・海洋事業で不採算案件が減少し、工事採算が改善する。
5位のUACJ <5741> はタイ子会社での缶材の販売増加やアルミ地金価格の上昇に伴う在庫評価益の発生などが収益拡大の要因となる。このほか、兼松 <8020> 、日本エスリード <8877> 、ケイアイスター不動産 <3465> 、古河電池 <6937> は、予想PERが10倍以下と割安感が強く、上値余地の高い銘柄として注目したい。
┌─── 経常利益 ───┐
コード 銘柄名 増益率 18年3月期 17年3月期 予想PER
<5857> アサヒHD 545 11300 1751 8.8 *
<4918> アイビー 400 5500 1099 13.5
<7013> IHI 159 57000 22011 28.5
<2899> 永谷園HD 55.0 4600 2967 19.0
<5741> UACJ 51.4 30000 19819 9.2
<6324> ハーモニック 50.8 12000 7958 45.7
<4215> タキロンCI 43.8 6500 4519 12.8
<9517> イーレックス 40.2 4512 3219 19.9
<7180> 九州FG 39.3 30000 21532 17.4
<8589> アプラス 37.4 10500 7644 16.5
<6652> IDEC 37.0 4600 3357 16.4
<3762> テクマト 35.3 2200 1626 19.0
<8020> 兼松 31.5 23500 17875 8.0 *
<2317> システナ 29.6 4416 3407 17.9
<3179> シュッピン 28.7 1387 1078 23.3
<6507> シンフォニア 28.6 7000 5442 11.2
<8877> エスリード 28.6 6500 5054 5.6
<4792> 山田コンサル 26.3 2910 2304 15.5
<3465> ケイアイ不 25.9 5030 3996 7.1
<8086> ニプロ 25.6 29100 23166 14.1
<6937> 古河池 24.5 3600 2892 9.5
<9640> セゾン情報 24.3 3950 3177 10.0
<2398> ツクイ 23.9 4802 3877 15.9
<7864> フジシール 23.6 12350 9993 27.6
<2146> UT 22.7 4100 3341 17.6
<4613> 関西ペ 22.4 49000 40025 21.1
<2412> ベネ・ワン 21.4 6950 5727 35.0
<3923> ラクス 21.0 1176 972 59.4
<4061> デンカ 20.9 28000 23158 12.4
※ 2016年1月以降に上場した企業は除いた。経常利益の単位は百万円。
※「*」:アサヒHD、兼松は、16年3月期から採用した国際会計基準(IFRS)以前の日本会計基準による決算を含めた最高益です。
株探ニュース