【特集】前半戦速報、18年3月期【最高益】銘柄リスト 24社選出 <GW特集>
東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
増益率トップのアルインコ <5933> は物流保管設備機器の製造を手掛ける双福鋼器の買収効果や住宅機器関連の販売増加などで、18年3月期の経常利益は4期ぶりに最高益更新を見込む。2位の東京エレクトロン <8035> はデータセンターやスマートフォン向けの旺盛な半導体需要を追い風に、主力の半導体製造装置の販売が絶好調だ。今期の経常利益は前期比37.1%増の2160億円に拡大、10期ぶりの最高益更新を狙う。業績好調に伴い、前期の年間配当を305円→352円に増額し、今期はさらに145円上積みし497円に増配する方針とした。好決算や株主還元の拡充が評価され、株価は2000年9月以来となる約16年8ヵ月ぶりの高値圏に浮上している。
4位のインフォメーション・ディベロプメント <4709> は大手金融機関を主要顧客とする独立系の情報サービス会社。前期は金融系システム運営管理業務の売上拡大や不採算案件の収束で2ケタ増益を達成した。今期も情報サービス産業の良好な事業環境を追い風に、10期ぶりの最高益更新を目指す。5位のスタートトゥデイ <3092> は主力の衣料通販サイト「ゾゾタウン」のユーザー拡大を背景に今期も高成長が続く。
6位の日本ライフライン <7575> は自社製品のEPカテーテルをはじめとするオンリーワン製品を中心に販売を伸ばし、今期経常利益は前期比19.9%の大幅増益を見込む。7位のニホンフラッシュ <7820> はマンション向け内装ドアの製造・販売を手掛けている。18年3月期は成長戦略の柱として進めている中国事業の収益拡大で、3期ぶりの最高益更新を計画する。
┌─── 経常利益 ───┐
コード 銘柄名 増益率 18年3月期 17年3月期 予想PER
<5933> アルインコ 58.6 3900 2459 9.3
<8035> 東エレク 37.1 216000 157549 14.9
<4743> ITFOR 31.5 1750 1331 14.4
<4709> ID 28.0 1450 1133 13.6
<3092> スタートトゥ 21.0 32000 26442 35.0
<7575> 日本ライフL 19.9 9604 8010 15.6
<7820> ニホンフラ 19.6 3170 2651 8.3
<3850> イントラマト 19.0 600 504 16.0
<9733> ナガセ 16.5 6092 5227 11.6
<2413> エムスリー 16.2 29000 24959 50.7
<2175> エスエムエス 16.0 5137 4430 36.4
<1959> 九電工 15.0 37000 32187 10.1
<3132> マクニカ富士 14.2 11000 9635 13.8
<4951> エステー 13.7 3300 2902 17.4
<4345> CTS 13.3 1280 1130 16.9
<4228> 積化成 12.9 5700 5049 10.1
<4526> 理ビタ 12.5 7300 6489 13.1
<9368> キムラユニテ 12.1 2200 1963 10.9
<3258> ユニゾHD 12.0 11000 9823 10.1
<6594> 日電産 11.1 158000 142278 24.3
<3137> ファンデリー 10.4 680 616 23.6
<2127> 日本M&A 10.3 10000 9070 45.9
<3844> コムチュア 10.2 1700 1542 16.4
<6923> スタンレー 10.2 50400 45720 17.1
※ 2016年1月以降に上場した企業は除いた。
※経常利益の単位は百万円。
株探ニュース