【市況】東京株式(前引け)=手掛かり材料難のなか反落
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、手掛かり材料難のなか売りに押された。英国のEU離脱通知は織り込み済みながら、為替市場を横目に買い手控えムードが強い。前日から実質新年度入りとなっているが、機関投資家のポジション調整の売りが続いている。下値を売り込む動きもみられないが、押し目を拾う動きも限定的で値下がり銘柄数が値上がりの倍以上となっている。前場の売買代金は1兆円を下回った。
個別では任天堂<7974>が軟調、日産自動車<7201>なども安い。グリー<3632>、gumi<3903>などゲーム関連が売られた。アウトソーシング<2427>も下落。新規上場のスシローグローバルホールディングス<3563>はウリ気配スタートとなったが、前引けは初値比でプラスとなった。前日まで6日連続ストップ高で、気配値のまま水準を切り上げてきた沢藤電機<6901>は朝方大幅高もその後売りが集中し急反落となっている。半面、武田薬品工業<4502>が買われ、ブイ・テクノロジー<7717>も堅調。東京エレクトロン<8035>も上昇した。UACJ<5741>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども高い。東邦亜鉛<5707>が物色人気、イーブックイニシアティブジャパン<3658>も値を飛ばした。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)