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【市況】東京株式(前引け)=急反落、円高進行とNYダウの下値模索を嫌気

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 27日前引けの日経平均株価は前週末比291円74銭安の1万8970円79銭と急反落。前場の東証1部の売買高概算は9億3346万株、売買代金概算は9823億8000万円。値上がり銘柄数は255、対して値下がり銘柄数は1658、変わらずは95銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、朝方からリスク回避の売りが優勢となり、前場中ごろに日経平均株価は一段安となり1万9000円台を割り込んだ。前週末の米国株市場ではNYダウが7日続落し下値模索の動きにあるほか、為替が円高基調にあることが嫌気されている。前場取引時間中にドル円は1ドル=110円20銭台まで円高の動きをみせたことで、主力輸出株などが買い手控えられたほか、米長期金利の低下傾向などを嫌気して銀行や保険株なども売りに押されている。

 個別では東芝<6502>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下げた。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>などもインデックス売りの影響を受けている。KLab<3656>が急落、JUKI<6440>などの下げもきつくなっている。竹内製作所<6432>、DMG森精機<6141>なども下落した。半面、任天堂<7974>がしっかり、ダイキン工業<6367>も買い優勢。日本精線<5659>が物色人気を集め値上がり率トップ。トランザクション<7818>、ベルシステム24ホールディングス<6183>なども値を飛ばした。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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