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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):JR九州、TSIHD、トヨタ

JR九州 <日足> 「株探」多機能チャートより
■JR九州 <9142>  3,580円  +70 円 (+2.0%)  本日終値
 JPモルガン証券が2月27日付で鉄道セクターに関して、第3四半期決算を受けて業績予想を修正し、目標株価を見直したという。これによると、17年度には鉄道セクターの5社が全社増益となる見通しだが、増益幅やコンセンサス予想に対するアップサイドから、JR九州<9142>をトップピックとするという。来期には、熊本地震の影響の反動だけで売上高が約90億円(2.4%)増えるとみられるが、不動産業、流通業、建設業などがすべて増収で、全社EBITDAがプラス12%、営業利益がプラス9%と利益が好調に伸びると同証券では予想。また、地震影響を除いた鉄道輸送量の伸び率を1%弱と想定しているが、景気改善の基調のもと、さらにインバウンド需要が高い成長を継続しているなかで、4月以降の鉄道需要伸び率が予想を上回る可能性は大きいとみており、JR西日本に替わり、鉄道セクターのトップピックとしている。一方、JR東日本<9020>とJR西日本<9021>については、今期の減益要因である北陸新幹線の反動減と新幹線大規模修繕引当金の積出開始がなくなるため、通常の増益軌道に戻ると予想している。

■TSIホールディングス <3608>  794円  +13 円 (+1.7%)  本日終値
 TSIホールディングス<3608>が高い。午後2時ごろ、投資有価証券売却益を17年2月期業績に計上すると発表しており、業績上振れへの期待感から買いが入っている。上場有価証券5銘柄とその他有価証券を昨年12月から今年1月にかけて売却。これによる投資有価証券売却益は12億1500万円となり、第1四半期に計上した2億5500万円と合わせて14億7100万円の投資有価証券売却益を計上する予定だという。なお、17年2月期業績予想については、現在精査中としている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,466円  +101 円 (+1.6%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、日産自動車<7201>、富士重工業<7270>、ホンダ<7267>など自動車株が買い優勢。足もと1ドル=113円台に入るなどドル高・円安が進行しており、これが好感された。米フィラデルフィア連銀総裁が前日の講演で、好調な米景気を背景に「2017年は3回の利上げが適切」と強調、これが米長期金利の上昇につながり、日米金利差拡大の思惑からドルを買う動きが強まった。輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い業種である自動車株には追い風が強い。

■三菱UFJ <8306>  748.2円  +9.8 円 (+1.3%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が6日ぶり反発に転じたほか、第一生命ホールディングス<8750>も上値指向にある。米国では足もと3月利上げの可能性が再浮上、米長期金利は前日時点で2.39%に上昇しており、これが収益機会の拡大につながるメガバンクや生保にはプラスに働いた。米フィラデルフィア連銀総裁が前日の講演で、好調な米景気を背景に「2017年は3回の利上げが適切」と強調したことで、これがFRBによる3月利上げ思惑を再燃させる背景となっている。

■トレンドマイクロ <4704>  4,985円  +65 円 (+1.3%)  本日終値
 トレンドマイクロ<4704>は続伸。この日、東京急行電鉄<9005>が標的型サイバー攻撃対策に「Trend Micro Cloud App Security」(CAS)を導入したと発表しており、業績への貢献などを期待した買いが入った。トレンドマイクロによると、東急では主にメールを侵入口とする標的型サイバー攻撃やランサムウエアなどによるリスクの高まりに対する懸念があったことから、メールセキュリティーの強化の必要性を感じていたという。CASは、「Microsoft Office365」とAPIで連携するため、社内環境に新たに機器を設置したり、メールの経路変更やDNSの再設定などの作業が不要であることなどが評価されたとしている。

■ポーラHD <4927>  9,870円  -860 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 ポーラ・オルビスホールディングス<4927>が急反落。2月28日の取引終了後、資生堂<4911>がレチノールを有効成分とした新しい製品について、シワを改善する効能効果の承認を厚生労働省から受けたと発表したことを受けて、今年1月にシワ改善効果がある薬用化粧品「リンクルショット メディカル セラム」を発売した同社には競合を警戒した売りが出たようだ。資生堂がシワ改善効果を取得したレチノールは、これまでにも多くの化粧品に使われているが、資生堂では安定的に配合し、製造することに成功。さらにレチノール製剤だけに使用する独自の容器も開発している。一方、ポーラの「リンクルショット」は、「好中球エラスターゼ」がシワの原因の一つであることを発見し、この働きを抑制するポーラオリジナルの医薬部外品有効成分「ニールワン」を配合している。「リンクルショット」は発売後1カ月で販売計画を超過する約25万個、約36億円の売り上げを上げている人気商品なだけに、影響が注目されているようだ。

■パーク24 <4666>  3,020円  -135 円 (-4.3%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 パーク24<4666>が大幅反落。2月28日の取引終了後に発表した第1四半期(16年11月~17年1月)連結決算が、売上高504億400万円(前年同期比7.7%増)、営業利益42億6300万円(同13.5%減)、純利益28億7200万円(同10.2%減)と2ケタ営業減益となったことが嫌気された。主力の国内駐車場事業や海外駐車場事業は好調に堅調に推移しているものの、1月にオーストラリアやニュージーランドなどで駐車場を運営するセキュア・パーキングのグループ会社を買収したことに伴い、関連費用などが膨らんだ。また、カーシェアリングなどモビリティ事業も順調に売り上げを伸ばしているが、安全装備への投資や増車ペースの加速などでコストが増え、利益を圧迫した。なお、17年10月期通期業績予想は、売上高2320億円(前期比19.3%増)、営業利益242億円(同12.8%増)、純利益160億円(同14.6%増)の従来予想を据え置いている。

■エイチ・アイ・エス <9603>  2,884円  -94 円 (-3.2%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス<9603>が4日続落。2月28日の取引終了後、17年10月期の第1四半期(16年11月~17年1月)連結決算を発表。売上高は1250億2200万円(前年同期比0.7%増)、営業利益は25億4700万円(同45.7%減)と大幅な営業減益だったことが嫌気された。旅行事業は、燃油サーチャージの減額や円高影響による海外子会社の売上高の目減りが響いた。また、ハウステンボスの入場者数は昨年12月23~25日の3連休で開業以来過去最高の約7万人にのぼったものの、団体観光客や訪日外国人の集客が低調に推移した。なお、為替相場の急激な変動により、為替差益33億6100万円を計上したため最終利益は39億9700万円(同2.1倍)と大幅な増益となった。通期業績予想は従来見通しを据え置き、売上高5800億円(前期比10.7%増)、営業利益200億円(同40.1%増)、最終利益120億円(前期2億6700万円)を見込んでいる。同時に、ハウステンボスと共同出資で再生可能エネルギーの発電事業を目的とする子会社の設立も発表した。

■森尾電機 <6647>  302円  +69 円 (+29.6%) 一時ストップ高   本日終値
 森尾電機<6647>が一時ストップ高。トランプ米大統領が日本時間午前11時から行った議会演説で1兆ドル規模のインフラ投資法案への協力を議会にあおぐと述べたことを受けて、鉄道関連のインフラ投資が進むとの見方から、車両用電機部品が主力の同社に思惑的な買いが入ったようだ。また、先月行われた安倍晋三首相との会談後の記者会見でも新幹線やリニア技術について言及したことから鉄道インフラ関連への関心は高く、同社のほか日本車両製造<7102>、川崎重工業<7012>、ナブテスコ<6268>などが後場一段高となった。

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