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【市況】日替わり物色のなか、トヨタ自の底打ちや為替の落ち着き等を見極め【クロージング】

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

7日の日経平均は3営業日ぶりに反落。65.93円安の18910.78円(出来高概算16億9000万株)で取引を終えた。6日の欧米市場では、仏大統領選に向けた集会で、有力候補であるルペン氏が欧州連合(EU)離脱を公約に掲げたことから欧州株が全面安となり、米国市場も売りが波及。この流れを受けた日本株市場も売りが先行した。

また、為替市場では円相場が1ドル111円台と円高に振れて推移していることも、センチメントを悪化させている。物色は決算を手掛かりとした個別での売買が活発化するなか、トヨタ自<7203>の弱い値動きも市場参加者のセンチメントを冷ましていた。

日経平均は18900円を挟んでのこう着。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1200を超え、全体の6割を占めていた。決算ではディスコ<6146>が13%超の上昇と評価する動きがみられているが、やはりトヨタ自<7203>の下げのインパクトが大きい。

引き続き決算内容を見極めつつ、個別対応での物色になりそうだ。個別での日替わり物色のなか、トヨタ自の底打ちや為替の落ち着き等を見極めたいところであろう。また、日米首脳会談が控えているが、市場は期待というよりも、トランプリスクを警戒した神経質な相場展開になっている。それ故にショートに傾きやすく、下へのバイアスが強まる局面においては、ショートカバーを狙った押し目拾いのスタンスへ。

《AK》

 提供:フィスコ

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