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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (1月30日-2月3日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(1月23日-27日)】

 前週は1月24日(火)が「8勝2敗」、25日(水)が「7勝3敗」のプラス特異日でした。24日(火)は103円安と続落したものの、25日(水)は269円高と急反発。続く26日(木)は「2勝8敗」のマイナス特異日でしたが、344円高と続伸し、窓を空けて25日移動平均を一気に突破しました。NYダウ2万ドル時代を迎えて市場の弱気ムードが薄らぐ中、週末27日(金)も65円高と確り。週間では329円高と3週ぶりに反発し、こちらも2万円回復に向けて態勢を整えつつあります。

 続落した24日(火)は、3つの一目均衡表変化日が集中していたことも影響したかもしれません。この日には16年8月12日高値-11月1日高値、同年8月26日安値-11月9日安値、同年1月21日安値-7月21日高値の対等日が重なっていました。

 一方、強弱の節目の25日移動平均線を上抜いた26日(木)は、16年12月30日安値から数えて基本数値17日目にあたる変化日でした。


【今週(1月30日-2月3日)】

 今週は月末の1月31日(火)が「7勝3敗」のプラス特異日にあたります。2万円にどれだけ迫れるのか、はたまた大台回復を達成しているのか、月末の特殊要因も重なり注目されます。

 週前半に株高を示唆する特異日が訪れ、投資家の期待は高まるところですが、週末3日(金)には「1勝9敗」と極めて低い勝率のマイナス特異日が待ち構えており予断を許しません。

 一方、日銀金融政策決定会合の結果が発表される1月31日(火)には、16年12月21日高値から基本数値26日目、同年8月4日安値-11月1日高値の対等日、同年2月12日安値-8月4日安値の対等日と3つの一目均衡表変化日が集中し、ポイントとなりそうな気配が色濃く漂います。

 また、週末2月3日(金)には16年4月8日安値-9月5日高値の対等日が重なっており、やはり波乱の芽をはらむ構図を形成します。この日は夜(22時半)に米国雇用統計の発表が控えていることにも注意を払う必要があります。

 スンナリと2万円台に乗せ、15年12月以来となる見晴らす景色を変える高みに達するのか。それとも岩盤に跳ね返されて調整を余儀なくされるのか、17年前半相場を占う分水嶺となる可能性を秘めた週として注目されます。

△【
特異日 7勝以上 】
 1月31日(火) 7勝3敗

▲【特異日 7敗以上 】
 2月3日(金) 1勝9敗:米国雇用統計

 【一目均衡表:変化日】
 1月30日(月) 9(1/18L)、17(1/5H)、1/5H-1/18L
 1月31日(火) 26(12/21H)、8/4L-11/1H、2/12L-8/4L:日銀決定会合の結果、鉱工業生産
 2月1日(水) 12/30L-1/18L:FOMC結果、中国製造業PMI
 2月3日(金) 4/8L-9/5H:米雇用統計

※1月30日の9(1/18L)はこの日が17年1月18日安値(L)から一目均衡表の基本数値9日目にあたること意味する。また、同日の「1/5H-1/18L」は17年1月5日高値(H)から1月18日安値の日柄の対等日の到来を意味する。

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