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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、豪、中の経済指標が手掛かり材料に


■上昇、欧米株高を意識した豪ドル買い

先週の豪ドル・円は上昇。イタリアのレンツィ首相が辞意を表明したことで、リスク回避の円買いが先行した。7-9月期国内総生産(GDP)は前期比-0.5%となったが、欧米株高を好感して豪ドル買いは縮小せず、週末前に米ドル高・円安が進行したことから、豪ドルの対円レートは強い動きを見せた。取引レンジ:83円79銭-86円10銭。

■もみ合いか、豪、中の経済指標が手掛かり材料に

今週の豪ドル・円はもみ合いか。7-9月期国内総生産(GDP)が前期比マイナス成長になり、貿易赤字が続いていることから、景気減速への懸念が浮上している。ただし、米ドル高・円安は継続するとみられており、対円レートは下げ渋る展開もあり得る。経済指標では11月失業率、中国の11月鉱工業生産と11月小売売上高が材料になる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:11月失業率:(予想:5.6%、10月:5.6%)

予想レンジ:84円00銭-87円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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