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【特集】ラクス Research Memo(5):2Qの過去最高売上高と過去最高益を更新

ラクス <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(1) 2017年3月期第2四半期の業績

ラクス<3923>の売上高は前年同期比20.3%増の2,337百万円、営業利益は同6.9%増の410百万円、経常利益は同6.1%増の406百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同9.7%増の278百万円になり、いずれも過去最高を更新した。増収の主な要因は、主力のクラウド事業が好調に推移し、導入社数及び業績を伸ばしたためだ。クラウド事業の中でも経費精算システム「楽楽精算」においては、導入社数が1,600社を突破し(2016年11月)、シェアNo.1を固めたもようだ。営業人員の増強やTVCMを始めとするマーケティング投資、前期から開始された販売代理店強化施策や、アライアンスの効果が顕在化した形だ。各利益がやや低めの成長なのは、広告費や人件費への積極的な投資のためであり、戦略的な意図である。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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