【特集】コネクシオ Research Memo(9):2018年3月期までに営業利益100億円の目標達成が視野に
コネクシオ <日足> 「株探」多機能チャートより
■中期成長戦略
コネクシオ<9422>は、2015年12月期決算発表時に2018年3月期までに営業利益100億円を達成することを中期目標として掲げている。
具体的な戦略として、1)変化の速い事業環境に対して、リーディングカンパニーとして積極的に対策を講じ、携帯電話市場における存在感の強化を図る、2)適正な経費水準を維持し既存事業で利益を確保した上で、もう一段の事業規模拡大を目指した投資を行うとともに、強みを活かした新分野へのビジネス展開を加速させ新たな成長軸を構築する、??ことを挙げている。
弊社では、同社が展開している提案型接客や体験型接客による光回線とタブレット販売の推進、フロアオペレーションの改善、POSシステム導入による店舗運営の効率化といったキャリア認定ショップの既存事業の収益改善施策は着実に成果を上げているほか、新規事業への投資に関しても順調に進捗していると見られるため、営業利益100億円の目標達成が視野に入ってきたと見ている。こうした状況下で、従来の端末販売事業が厳しくなっている法人事業における新規事業の今後の動向は中期的な業績予想を行ううえで注目する必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )
《HN》
提供:フィスコ