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【市況】国内大手証券、「トランプリスク」炸裂なら来年1ドル=90円割れも

ドル円 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券証券は7日、米大統領選挙に対するドル円相場の見通しを発表した。そのなかで、メール問題による「クリントン訴追リスク」は後退したが、最終的な選挙結果に関して予断は禁物と指摘。ただ、市場関係者は7割以上の確率で「クリントン勝利を織り込んでいそう」とみている。このため、万が一、共和党のトランプ候補が勝利した場合、「ネガティブサプライズがマーケットを席巻する」とし、その日のうちに1ドル=98円台以下の領域に下ヒゲが一気に差し込むこともあり得るとみている。また、17年後半にかけては90円割れのリスクも意識している。

 一方、クリントン氏勝利の場合、12月利上げも意識し108円前後までドルは反発の可能性もみている。ただ、しばらくすると、「まだ見ぬ“クリントノミクス”への不透明感が台頭し始め上値を抑制する要因になる」と予想している。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)

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