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2016年09月14日11時43分

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:日新薬、第一生命、三井不

日新薬 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日本新薬 <4516>  5,190円  +290 円 (+5.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 SMBC日興証券が13日付で日本新薬 <4516> の投資判断「1(強気)」を継続し、目標株価を5000円→5800円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、同社がアクテリオン社に海外導出している肺動脈性肺高血圧症治療薬「Uptravi(セレキシパグ)」の米国販売が順調な立ち上がりを示していると指摘。また、骨髄異形成症候群治療薬「ビダーザ」や前立腺肥大症治療薬「ザルティア」などの国内販売が堅調に推移していることを評価した。同証券では、17年3月期の連結営業利益を129億円→139億円(会社計画は115億円)、18年3月期を156億円→170億円にそれぞれ引き上げた。

■第一生命保険 <8750>  1,491円  +76.5 円 (+5.4%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 第一生命保険<8750>やT&Dホールディングス<8795>、東京海上ホールディングス<8766>など生保・損保株が高い。14日付の日本経済新聞は日銀の「総括的な検証」で金融緩和の軸をマイナス金利の深掘りに据える方針と伝えた。同時に、日銀は金融機関の収益悪化に配慮し、平たん化したイールドカーブ(利回り曲線)の是正を意識しており、超長期債の国債買い入れは抑えられる見込み。このなか20年債、30年債といった超長期金利の下げ止まり効果が期待されている。実際、この日の債券市場では、20年債の利回りは一時、6カ月ぶりの水準に上昇している。生損保各社の資金運用での超長期債の運用比率は比較的高く、その利回りが下げ止まりから上昇することは業績面でのプラスになると期待されている。

■リログループ <8876>  14,950円  +610 円 (+4.3%)  11:30現在
 13日、リログループ <8876> が海外転勤に関するデータ販売を手掛ける米Associates for International Research(AIRINC)の株式を取得し子会社化すると発表したことが買い材料視された。議決権ベースで92.99%の株式を21.3億円で取得した。AIRINCは米国大手企業を中心とした顧客基盤を持ち、生計指数をはじめとする海外赴任に関するデータを販売している。今後は欧州やアジアなどの市場シェア向上による業績拡大を目指す。発表を受けて、海外事業の競争力強化による業績への寄与に期待する買いが向かった。

■三井不動産 <8801>  2,287.5円  +39 円 (+1.7%)  11:30現在
 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>、住友不動産<8830>など大手不動産株が全般地合い悪のなかでいずれも強さを発揮している。来週20~21日に日米で開催される金融政策会合に市場の注目度が高い。日銀の金融政策決定会合では緩和政策の「総括的検証」が予定されているが、そのなかマイナス金利深掘りを今後の金融緩和策の軸に置くとの観測が浮上、金利敏感株の代表格である不動産株にとっては追い風として意識されている。特に有利子負債の巨額な大手不動産株にとってはメリットが大きいとの思惑が働きやすい。

■TPR <6463>  2,714円  +42 円 (+1.6%)  11:30現在
 TPR<6463>が反発。13日付で岡三証券がレーティングを「中立」から「強気」へ、目標株価を2510円から3050円へ引き上げた。非日系顧客との取引拡大が為替影響を除く実質的な収益性の向上に寄与していると指摘。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画と同様の193億円(前期213億3400万円)から195億円へ、18年3月期は223億円から224億円へ引き上げている。

■ダブル・スコープ <6619>  2,123円  +31 円 (+1.5%)  11:30現在
 ダブル・スコープ<6619>が朝安から切り返し2100円台を回復。またステラ ケミファ<4109>が続伸し5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを経て上値追い態勢となるなどリチウムイオン電池部材を手掛ける銘柄に執拗な買いが続いている。環境保全に対する意識の高まりを背景に、日米欧の先進3カ国はもちろん、世界最大の自動車市場で大気汚染問題が深刻化する中国でもエコカーの普及推進が加速する方向にある。ここにきてハイブリッド車(HV)よりも、二酸化炭素排出量の少ないプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の市場が拡大傾向にあり、つれて車載用2次電池としてリチウムイオン電池の需要が盛り上がってきた。ダブル・スコープはリチウムイオン電池用セパレーターを展開するが、韓国にリチウムイオン電池用セパレーターの高付加価値製品であるコーティングセパレーターの工場用地を取得し積極的に増産体制を敷く構え。また、フッ素化合物大手でリチウムイオン電池向け電解質などの電池材料を手掛けるステラ ケミファも再評価機運にあり、リチウムイオン電池の性能を高める新しい分子構造の添加剤を開発し、EV向けなどの需要を取り込んでいく方針が伝えられ、市場のマークが強まっている。

■五洋建設 <1893>  545円  +6 円 (+1.1%)  11:30現在
 五洋建設<1893>が上昇、7月29日に年初来高値628円をつけてから調整局面にあったが、26週移動平均線との接触を待って買い優勢の展開に。建設セクターは安倍政権が8月に打ち出した事業規模28兆円に及ぶ新経済対策において、インフラ整備分野で財政投入に伴う恩恵を受けやすい。特に同社をはじめとする浚渫株は、大型クルーズ船の受け入れ能力拡大など、インバウンド需要の入り口である港湾整備の推進でビジネスチャンスが膨らんでいる。また、これ以外にもコンテナ船やバラ積み船の大型化に対応した岸壁や航路の増深工事が戦略港湾政策として推進される方向にあり、海洋土木最大手の同社には収益機会の拡大が見込まれている。

■ルネサス <6723>  622円  +6 円 (+1.0%)  11:30現在
 ルネサスエレクトロニクス<6723>が全体悪地合いのなかで売り物をこなし続伸。同社は13日、米半導体会社インターシルを買収することを発表、買収金額は日本円にして3200億円強。ルネサスは構造改革の遂行により、財務基盤の安定化に一定のメドがついたことで、グローバルに勝ち残るための新たな成長戦略に舵を切り始めた。今回はその動きを裏付ける攻めの経営判断で、同業買収による業容拡大に期待した買いを誘っている。

■サイバーエージェント <4751>  5,740円  +30 円 (+0.5%)  11:30現在
 サイバーエージェント<4751>が3日ぶりに反発。13日の取引終了後、BEENOS<3328>の株式売却に伴い、16年9月期に関係会社株式売却益として特別利益が約31億円発生すると発表しており、これを好感した買いが入っている。なお、業績予想の変更はないとしている。

■ジャパンミート <3539>  1,275円  -120 円 (-8.6%)  11:30現在
 ジャパンミート<3539>が急反落。13日の取引終了後に発表した17年7月期の連結業績予想で、売上高1003億3100万円(前期比3.2%増)、営業利益42億9500万円(同0.3%増)、純利益24億4000万円(同4.6%減)と最終減益を見込んでいることが嫌気されているようだ。今期はグループ全体で2~4店舗の出店を計画しているほか、前期にオープンしたスーパーマーケットや、「焼肉や漫遊亭」などの通年寄与を見込み増収、営業増益を予定している。ただ、受取補償金の減少もあり、最終利益は減益を余儀なくされる見通しだという。なお、16年7月期連結決算は売上高971億7400万円(前の期比6.2%増)、営業利益42億8200万円(同23.2%増)、純利益25億5700万円(同37.9%増)だった。

■セイコーHD <8050>  308円  -28 円 (-8.3%)  11:30現在  東証1部 下落率2位
 13日、セイコーホールディングス <8050> が17年3月期の連結経常利益を従来予想の120億円→40億円に66.7%下方修正。従来の1.0%増益予想から一転して66.3%減益見通しとなったことが売り材料。主力の腕時計の訪日外国人向け販売が想定以上に落ち込み、売上が計画を10.3%も下回ることが響く。円高による輸出採算の悪化も収益を圧迫する。なお、前提為替レートを1ドル=110円から100円に見直した。

■ツルハホールディングス <3391>  10,230円  -770 円 (-7.0%)  11:30現在  東証1部 下落率3位
 ツルハホールディングス<3391>が反落。同社は13日の取引終了後、17年5月期の第1四半期(5月16日~8月15日)連結決算を発表。売上高は1472億8000万円(前年同期比19.6%増)、営業利益は97億2400万円(同12.9%増)、純利益は64億9500万円(同11.7%増)だった。2ケタの増収増益を達成したが前日に上昇していたこともあり目先的な売りに押されている。顧客ニーズに対応する高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、プライベートブランド商品の積極的な展開や食品の導入により利便性の強化を図るため既存店舗の改装などを行っている。通期業績は売上高5830億円(前期比10.5%増)、営業利益371億円(同18.4%増)、純利益234億6000万円(同21.4%増)と従来見通しを据え置いた。

■三菱UFJ <8306>  507.9円  -16.2 円 (-3.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが軟調。来週20~21日に日米で開催される金融政策会合にマーケットの視線が集中しているが、日銀の金融政策決定会合では緩和政策の「総括的検証」が予定されている。そのなか、黒田日銀総裁はマイナス金利の深掘りに肯定的な姿勢を示しているとの観測が浮上しており、これが為替の円安誘導材料として輸出株には追い風となる一方、メガバンクをはじめとする銀行セクターには収益デメリット要因として株価にネガティブに働いている。特に、海外でビジネスチャンスを持たない地銀株の下げが一段と目立つ。

●ストップ高銘柄
 内海造船 <7018>  202円  +50 円 (+32.9%) ストップ高   11:30現在
 サムシング <1408>  545円  +80 円 (+17.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エキサイト <3754>  776円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   11:30現在
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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