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【市況】9日の中国本土市場概況:上海総合0.6%安と6日ぶり反落、インフラ関連さえない

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

9日の中国本土市場は値下がり主要指標の上海総合指数は、前日比17.10ポイント(0.55%)安の3078.85ポイントと6日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、17.95ポイント(0.55%)安の3223.02ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は0.73ポイント(0.21%)安の356.25ポイント、深センB株指数は2.40ポイント(0.20%)安の1190.26ポイントで終了した。

高値警戒感が重し。上海総合指数は昨日までの続伸で、約3週ぶりの高値圏に達していたため、利食い売り圧力が意識された。上海・香港相互取引スキームを通じた本土資金の香港流入が鮮明化するなか、A/H格差を気にしながら、割高な本土株を敬遠する動きがみられる??との見方も流れている。たとえば本土最大手行の中国工商銀行(1398/HK、601398/SH)は今週、週間騰落率が香港でプラス3.1%に対し(日本時間16時現在で)、本土A株では1.1%のマイナスとなっている。なお、朝方公表された8月の物価統計に関しては、特段の材料になっていない。

業種別では、このところ物色が続いたインフラ関連株の下げが目立つ。ビル建設の上海建工(600170/SH)と建材の安徽海螺セメント(600585/SH)がそろって1.7%安で引けた。ITハイテク関連株や消費関連株、自動車株、不動産株、エネルギー関連株などもさえない。銀行株も総じて弱含んだ。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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