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【市況】日経平均は続伸、17000円キープで売り仕掛けも入れづらく/ランチタイムコメント

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均は続伸。36.64円高の17074.27円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。米国市場がレイバーデーの祝日のため海外勢のフローが限られているほか、前日に日経平均は3ヶ月ぶりに節目の17000円を回復したこともあり、方向感の掴みづらい相場展開になっている。小幅に反落して始まった日経平均は、その後プラスに転じるものの、前日終値を挟んでの推移に。日中値幅は70円程度にとどまっている。

 セクターでは石油石炭、水産農林、保険、その他製品、ガラス土石、化学、建設、サービス、情報通信がしっかり。半面、倉庫運輸、鉱業、鉄鋼、海運、電力ガス、非鉄金属が小安い。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。

 7割の銘柄が上昇しているが、中小型株が中心であり、大型株の鈍さが重しになっている。海外勢の資金流入が限られていることもあり、個人主体の中小型株物色が中心になりやすい需給状況である。ファーストリテ<9983>など指数インパクトの大きい値がさの一角を睨みながらの展開になりそうだ。

 もっとも、日経平均は17000円を上回っての推移が続いており、底堅さが意識されている。短期筋による先物での売り仕掛け的な動きがあったとしても、17000円をキープしている状況のなかでは、センチメントは悪化しないであろう。反対に下値の堅さが意識されるなか、ショートカバーが入りやすい需給状況でもある。(村瀬智一)
《AK》

 提供:フィスコ

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