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2016年08月23日15時32分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):GMO-PG、アサヒ、大成建、新日鉄住金

GMO-PG <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMO-PG <3769>  5,130円  +100 円 (+2.0%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が続伸。同社は22日、持ち分法適用関連会社でカード決済代行事業者のGMOフィナンシャルゲートの第三者割当増資を引受け子会社化することを発表。また、GMOフィナンシャルゲートを通じて同業のグローバルカードシステムを子会社化する計画で、これによる業容拡大期待が買いを誘導している。

■アサヒ <2502>  3,310円  +46 円 (+1.4%)  本日終値
 アサヒグループホールディングス<2502>が7日ぶり反発。岡三証券が22日付のリポートで、レーティング「強気」を継続し、目標株価を3950円から4150円へ引き上げたことが好感されている。同証券では、16年12月期第2四半期累計の営業利益率が改善しており、「稼ぐ力」の強化という中期経営方針で掲げた取り組みが順調に進捗していると評価。会社側では、上期の好調を受けて通期営業利益予想を1370億円から1407億円へ上方修正したが、同証券では主力の酒類事業で、「クリアアサヒ」ブランドや「アサヒもぎたて」などの販促推進策による数量増も見込み、従来の1372億円から1417億円へ引き上げた。

■ライトオン <7445>  1,136円  +8 円 (+0.7%)  本日終値
 22日、ライトオン <7445> が月次売上動向を発表。8月の既存売上高が前年同月比5.0%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが買い材料視された。男性向けではクロップドパンツ、女性向けでは新作のガウチョパンツなどが堅調に推移した。また前年に比べて休日が2日多かったことで客数が前年同月比13.5%も伸びたことも売上増加につながった。

■TIS <3626>  2,607円  +18 円 (+0.7%)  本日終値
 TIS<3626>が続伸。この日、同社および同社が出資するエルブズ(東京都渋谷区)が、はこだて未来大学複雑系知能学科松原研究室と共同で、「マンガからの対話辞書、シナリオ抽出に関する研究」および「AI(人工知能)を使った対話における対話破綻検知に関する研究」に関する研究を開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の共同研究は、AI関連技術の研究で知見・実績を持つ松原研究室と、自然言語処理の研究実績および実装技術を保有しAIとエンタープライズシステムの連携を目指すTIS、社会性エージェント技術を活用した高齢者向けコミュニケーションツールの実用化を目指すエルブズの3者が共同で研究を行い、AIと人間のスムーズな対話の実現を目指すというもの。将来的には、接客やコールセンターなど対話の場面で使える企業向けシステムの開発に生かす方針のようだ。

■大成建設 <1801>  784円  +4 円 (+0.5%)  本日終値
 大成建設<1801>、大林組<1802>、清水建設<1803>、鹿島<1812>など大手ゼネコン株をはじめ、建設株への物色資金流入が勢いを増した。2016年度第2次補正予算案の全容が固まったことを23日付の新聞各紙が報じており、そのなか財源として建設国債を2兆7500億円追加発行することが伝わっている。建設国債は公共事業などに使途を特定することで建設セクターへの恩恵が改めて意識された。市場では「建設株はここ調整モードにあったが売り物が一巡している強みもあった。補正予算は24日の臨時閣議で決定し、9月に召集される臨時国会に提出する見通しで現実買いのステージが意識されている」(国内ネット証券大手)と指摘されている。

■PCデポ <7618>  889円  -104 円 (-10.5%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 ピーシーデポコーポレーション<7618>が大幅続落。サポートサービスの解約を巡るネットへの投稿を受けて株価は急落し、同社は対策を公表したが、嫌気売りが止まらない状態だ。一部報道で、80歳の女性から「セールスが少し強引ではないかと感じていた」とのコメントが出ていることなども悪材料視されていた。市場からは、「会社側の初期の対応が良くなかったように思える。今回の騒動によるイメージダウンが業績面での悪化につながらないかと懸念している」(アナリスト)との見方が出ていた。

■新日鐵住金 <5401>  2,034円  -72.5 円 (-3.4%)  本日終値
 新日鉄住金<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など高炉株、東京製鉄<5423>、共英製鋼<5440>、大和工業<5444>など電炉株など総じて下落、前引け時点の業種別騰落率で鉄鋼セクターが値下がり率トップに売り込まれている。日本鉄鋼連盟が22日発表した7月の粗鋼生産(速報)は前年同月比0.5%増の889万トンと4カ月連続のプラスとなったが、市場では回復力の鈍さに対する失望売りが優勢となった。また、足もとの円高も輸出採算の悪化につながる材料としてネガティブに作用している。

■北越紀州製紙 <3865>  633円  -21 円 (-3.2%)  本日終値
 北越紀州製紙<3865>は軟調。22日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「ニュートラル」、目標株価670円継続。17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の130億円(前期92億3600万円)に対して従来予想の135億円から126億円へ、18年3月期を141億円から140億円へ引き下げた。印刷用紙の需要低迷や輸出採算の悪化、円高による為替差損を織り込んでいる。

■第一生命保険 <8750>  1,326円  -42 円 (-3.1%)  本日終値
 第一生命保険<8750>は続落。同社は22日、米国子会社のプロテクティブ社を通じてフロリダ州のUSWC社を買収することを発表したが株価は反応薄。USWC社は米国46州でアセットプロテクション事業を展開する企業で、プロテクティブ社が持つアセットプロテクション事業との相乗効果が見込まれ、今回の買収を通じて事業規模の拡大や収益源の多様化を目指す。今後、日米監督当局による認可などを条件に、2016年11月以降をメドに買収手続きの完了を予定している。

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