【特集】【今週読まれた記事】17年3月期「最高益」「大幅増益」特集が人気
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
先週4月28日に日銀は追加金融緩和の見送りを発表。日経平均株価は急落し、為替もドル安・円高が急速に進行と、マーケットは大荒れ状態でゴールデンウイークに突入しました。週明け5月2日の日経平均は518円安と続急落。3連休明けの6日は40円安とようやく下げ止まりの気配を見せましたが、為替は1ドル=106円台と依然としてドル安・円高水準にあり、投資家には気の休まらない大型連休となってしまいました。
さて、株式取引が連休の谷間の2日しかなかった今週ですが、こんな時こそ銘柄研究に時間を割ける良い機会でもあります。株探でも4月までの相場をにぎわした投資テーマの検証、前半のピークが終わった3月期決算企業の業績発表分析など、個人投資家の皆様の「株探し」のお役に立てるよう、特集記事を連日配信しました。
まず、3月期決算企業の前半の業績発表ピークが終わったことを受けて配信した「17年3月期増益を見込む、低PER『お宝候補』リスト 35社選出 <割安株特集>」、「前半戦速報、17年3月期【最高益】銘柄リスト 44社選出 <成長株特集>」、「17年3月期【大幅経常増益】予想銘柄に照準 <GW特集>」はいずれも高い人気を博しました。決算発表の集中する時期は、好業績予想も見逃されやすく、ましてや全体相場が低迷中とあれば思わぬ掘り出し物が現れることもしばしばあります。ゴールデンウイーク明けの9日以降は決算発表の後半のピークとなるため、前半に決算を発表した「見逃された銘柄」の株価是正も、まだそれほど進まないと予想されます。これら3記事で紹介した銘柄のなかにも、まだまだお宝銘柄が眠っているかもしれません。また、後半戦を前に、「まだ間に合う、16年3月期【業績上振れ】期待リスト 43社選出 <決算特集>」に紹介された銘柄で先回りを図るのも一法かもしれません。
2月期決算企業の業績発表からは日が経ちましたが、こちらの最高益銘柄にも注視は怠れません。「絶好調の内需株、17年2月期【最高益】銘柄リスト 25社選出 <成長株特集>」は、4月23日に配信した記事ながら、いまだに多くのアクセスがあります。こちらは株価が最高益を織り込みに行く上昇トレンドに乗った銘柄を見つけることがポイントとなるでしょうか。全体相場が低迷している際に上昇トレンドを維持している銘柄は、相場回復期に“主役”となる可能性が高いという経験則もあります。最高益を取り上げた記事としては、「利益成長“青天井”銘柄リスト 16社選出 <成長株特集>」も人気でした。
投資テーマを軸とした特集では、「株価“沸騰中” 6テーマ再検証」が圧倒的な人気を集めました。前編でバイオ、ドローン、有機EL、後編で自動運転、フィンテック、AIについて、業界の動向、政策の後押し、期待の個別株などを詳細に分析。今後、これらのテーマ株への投資を考える場合に、中長期的にも参考となる内容となっています。また、「政府の後押しで拡大が期待される、『子育て』関連事業」は政府が今月に公表する予定の「ニッポン一億総活躍プラン」を先回りし、子育て支援関連株にスポットを当てています。
そのほかの銘柄紹介記事では、「【株主還元】銘柄ベスト 50 ─ 自社株買いから探る <GW特集>」、「値動き軽やか、東証2部銘柄に照準 <GW特集>」、「相場急落で売られた【高ROE】銘柄 30社選出 <テクニカル特集> 5月2日版」が多くの方に読まれました。「日本流『バフェット型投資』のすすめ <GW特集>」も好評でした。
全体動向の記事では、為替動向を分析した「1ドル『100円割れ』視界、“日銀ショック”後の世界 <株探トップ特集>」が人気でした。追加緩和見送り当日に配信した「日銀、動かず――“624円ショック安”市場の見方 <株探トップ特集>」、「【日銀ショック! 大荒れマーケットを読む】相場観特集」も先週に続きアクセスを伸ばしました。
連載陣の見方では、【杉村富生の短期相場観測】が「目先の相場は波乱の展開に!」で、日米ともPERが過去数年のゾーンの上限付近にあることを指摘、「波乱含みの展開」を予想し支持を集めました。富田隆弥の【CHART CLUB】では、「おカネ枕に『越休』」と、下値のメドやアノマリーを紹介し、「休むも相場」を示唆しています。一方で、【北浜流一郎のズバリ株先見!】は「悲観は無用! 仕込みの準備入りへ」と、今この状況で注目の株を“特別”に1銘柄のみ紹介。連休中にもかかわらず、常日頃と変わらぬ人気を集めていました。
株探ニュース