【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ブランジスタ、東芝テック、クルーズ、コロプラ
ブランジスタ <日足> 「株探」多機能チャートより
ブランジスタ<6176>がストップ高。昨年10月に設立されたブランジスタゲームの第一弾ゲームとなるスマホゲーム「神の手」への期待感が高まっているもよう。同社は昨年12月8日に、リリース時期は16年6~7月を予定しているが、早ければ4~5月になる可能性もあるとコメントしている。「神の手」は、リアルとバーチャルを融合させた設計が特徴。総合プロデューサーには秋元康氏が就任している。
■東芝テック <6588> 428円 +25 円 (+6.2%) 本日終値 東証1部 上昇率9位
東芝テック<6588>が大幅反発。東芝<6502>が17日、子会社東芝メディカルシステムズのキヤノン<7751>への売却を発表。また、白物家電子会社の東芝ライフスタイルについても、中国家電大手の美的集団(広東省)に売却することで基本合意しており、グループ再編の思惑から同社にも買いが向かっているようだ。また、東芝が筆頭株主の芝浦メカトロニクス<6590>も同様に思惑買いが向かっているようだ。
■クルーズ <2138> 2,496円 +141 円 (+6.0%) 本日終値
クルーズ<2138>が急伸。同社は17日、ファストファッション通販「SHOPLIST.com by CROOZ」に、カラフル・ボード(東京都渋谷区)が提供するファッション人工知能「SENSY(センシー)」の試験導入を開始したと発表。また、同日には「SHOPLIST.com by CROOZ」アプリのダウンロード数が200万を突破したことも明らかにしており、これらが買い手掛かりとなっているようだ。
■コロプラ <3668> 2,365円 +96 円 (+4.2%) 本日終値
コロプラ<3668>が5日続伸。17日、「Oculus Rift(オキュラス・リフト)向けに新作VRゲーム「Fly to KUMA」と「VR Tennis Online」の配信を今春から開始すると発表しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。今回発表された2作品のうち、「Fly to KUMA」は、たくさんのクマたちをゴールまで導くパズルゲーム。クマたちは一定の法則に従いつつ前進するため、プレイヤーはクマたちが進むルート上にうまくブロックを配置することで、段差を登らせたり、障害物から守ったりして、ゴールまでのルートを確保するという。一方、「VR Tennis Online」は、白熱のテニスを楽しめるスポーツアクションゲームで、コントローラーのボタンでショットを打ち分けられ、シンプルな操作で奥深い駆け引きを楽しめるのが特徴という。なお、「Oculus Rift」は米オキュラスVR社が開発した、バーチャルリアリティー体験ができるヘッドマウントディスプレーのこと。
■CKD <6407> 922円 +36 円 (+4.1%) 本日終値
CKD<6407>が3日続伸。岩井コスモ証券がCKDの投資判断を「B+」から最上位の「A」へ格上げしており、買い手がり材料視されているようだ。同証券は、17年3月期に機器事業は半導体産業や工作機械産業向けに空気圧部品の売上増加が予想されるほか、後発医薬品の増産投資でも自動機械事業が医薬品の自動包装機の売上増加を狙うとみて、この増収効果が円高の影響などを吸収し、増収増益は可能と解説している。目標株価は現在の株価指標や株価水準などから、1350円から1100円へ引き下げている。
■クスリのアオキ <3398> 5,710円 +170 円 (+3.1%) 本日終値
クスリのアオキ<3398>が全般地合悪のなか反発。いちよし経済研究所は17日付のリポートで、同社株の投資判断「A」、フェアバリュー8000円を継続したことで買いが優勢となっている。新規出店が進むほか、利便性と食品強化・調剤併設型フォーマットによる既存店売上高が新店負担増を吸収。同リポートでは16年5月期通期営業利益100億円(前期比28.6%増)と過去最高益更新と予想している。
■タカラトミー <7867> 857円 +21 円 (+2.5%) 本日終値
タカラトミー<7867>が3日ぶりに反発。17日に、気ままなネコ型ロボット「Hello! Woonyan(ハロー!ウ~ニャン)」を4月28日に発売すると発表しており、業績への寄与が期待されている。「Hello!Woonyan」は、本物のネコと同じように、自由奔放さが大きな特徴で、放っておくとひとりでどこへでも行ってしまい、戻ってきたと思ったらたまに甘えてくる気ままな性格のロボット。コントローラーでの操作や、音声で指示するようなこれまでのロボットと違い、ロボットとスキンシップをとることで楽しむことのできる新しいペットロボットで、近年のネコ人気を背景に、若い女性やシニア層のネコ好きの人が楽しめるようにと開発されたという。
■DCMホールディングス <3050> 827円 +19 円 (+2.4%) 本日終値
DCMホールディングス<3050>が3日ぶりに反発。17日の取引終了後、傘下のDCMカーマが、ユニーグループ・ホールディングス<8270>が運営するホームセンター事業の8店舗の事業を譲受することで合意したと発表しており、業容拡大への期待感から買いが入っている。ユニーGHD傘下のユニーが東海地区を中心に展開している「ユーホーム」8店舗を譲り受けるというもので、5月下旬に事業譲渡契約を結び、6~8月にかけて段階的に店舗を譲り受ける予定としている。譲受価額は未定だが、業績への影響は軽微としている。
■ネクスト <2120> 1,324円 +22 円 (+1.7%) 本日終値
17日、ネクスト <2120> が北米最大級の賃貸不動産情報サイトを運営するZumperへの出資が完了したと発表したことが買い材料視された。Zumperが実施する第三者割当増資を引き受ける。この資金を元手にZumperは同業他社のPadMapperを買収した。これにより、同社の月間訪問者数は400万となり、北米最大の賃貸ベンチャーとなった。発表を受けて、世界最大規模の北米市場における事業強化による業績への寄与に期待する買いが向かった。
株探ニュース