市場ニュース

戻る
 

【市況】<株式トピックス>=NYダウ底打ち機運が追い風に

 週末26日の東京株式市場は買い先行でスタートした後、日経平均株価は一時前日比330円強まで上げ幅を広げたものの、大引けにかけ手仕舞い売りに急速に伸び悩んだ。結局、プラス圏を維持したものの、日経平均株価終値は前日比48円07銭高の1万6188円41銭と小幅続伸にとどまった。

 前日25日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前日比212.30ドル高の1万6697.29ドルと続伸し、1月6日以来ほぼ1カ月半ぶりの高値水準まで回復した。これにより、NYダウ平均株価は1月20日安値(1万5450ドル)と2月11日安値(1万5503ドル)でダブルボトムをつけ、ネックラインを突破しており、底打ちの機運となってきた。

 さらに、原油先物価格も指標油種のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)もダブルボトムを形成しつつあり、もしネックラインの1バレル=33ドル台後半を超えてくれば、こちらも底入れが鮮明となりそうだ。NYダウ平均株価や、原油価格に底打ちムードが広がれば、日経平均株価にもプラスの影響が波及することになる。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均