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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):FFRI、コーセー、ファストリ

■FFRI <3692>  9,670円  +80 円 (+0.8%)  本日終値
 FFRI<3692>、ラック<3857>、ITbook<3742>など情報セキュリティーや情報システム最適化などを手掛ける銘柄に買いが先行。1月から行政への申請などのサービスが開始されたマイナンバー制度に絡み、関連銘柄への注目度が改めて高まる方向にある。海外株安や円高含みの為替を受け主力輸出株が手掛けにくいことも、内需系である同関連銘柄に物色の矛先が向かう背景となっているようだ。

■あみやき亭 <2753>  4,710円  +30 円 (+0.6%)  本日終値
 4日朝、あみやき <2753> が決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比7.6%増の24.6億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の焼き肉店「あみやき亭」を中心に既存店売上高が堅調に推移する中、カット技術向上による歩留り改善などで増益を確保した。通期計画の32億円に対する進捗率は77.1%に達しており、3期連続の最高益更新に期待する買いが向かった。

■日経レバ <1570>  14,220円  -880 円 (-5.8%)  本日終値
 新年相場が始まった、東証1部市場の売買代金ランキング上位は日経レバレッジETF<1570>、トヨタ自動車<7203>、ソニー<6758>、東芝<6502>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、ソフトバンク<9984>、みずほFG<8411>、野村HD<8604>などがランクインした。2016年の注目材料として「アメリカの利上げ」について、国内オンライン証券大手の楽天証券がリポートをリリースしている。同証券ではエコノミストの間でアメリカが2016年の利上げを2回~4回という予想が多い中で、反対意見を示している。「もし本当に4回も利上げしたら世界的な株安につながる可能性がある」として、利上げ予想を2016年末に1回だけ行うという予想を立てている。為替市場ではアメリカの利上げが多くの予想通りに(複数回)進まないことからドル高・円安にならず、「円安終焉」を迎えることが日本株に警戒材料になると指摘している。

■コーセー <4922>  10,630円  -640 円 (-5.7%)  本日終値  東証1部 下落率7位
 コーセー<4922>が反落。国内調査機関のちばぎんアセットマネジメントは同社について、足元の実績は上期同様全価格帯で進捗、インバウンド需要も取り込めており、会社計画を上回って進捗している模様と指摘。第3四半期業績発表時に「再度会社計画は引き上げられる可能性が高い」とみて、今後はインバウンド効果が限定的となるリスクは残るものの、海外事業拡大で成長は継続可能と解説している。

■住友化学 <4005>  665円  -36 円 (-5.1%)  本日終値
 住友化学<4005>が続落。サウジアラビアとイランの緊張が一段と緊迫化するなか、サウジアラビアに関連会社「ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー」を有する同社には中東の地政学リスクの売りが出ているようだ。「ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル・カンパニー」はサウジアラビアのラービグにおける世界最大級の石油精製・石油化学統合コンプレックス開発計画の事業主体として、住友化学とサウジ・アラムコ社が共同で設立している。

■ファーストリテイリング <9983>  40,650円  -1,990 円 (-4.7%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が急落。4日前場の東京市場は、前場後半に中国株安や中東での宗派対立による有事リスクを懸念、外国為替市場での円高と歩調を合わせて一気に値を崩す展開に。先物主導で日経平均は500円を超える下落をみせたが、同社株は指数寄与度の高い値がさ株として裁定解消売りの直撃を受けた格好だ。

■サンドラッグ <9989>  7,460円  -360 円 (-4.6%)  本日終値
 サンドラッグ<9989>が反落。ちばぎんアセットマネジメントでは、消費者ニーズへの高い対応力、インバウンド需要の取り込みが評価できる銘柄と指摘。予想PERは持続的成長力が反映したもので、割高感はないとみて、商品ミックスの改善で上期に引き続き売上総利益率の改善も見込めるとの見解を示している。

■明治ホールディングス <2269>  9,660円  -390 円 (-3.9%)  本日終値
 明治ホールディングス<2269>が反落。ちばぎんアセットマネジメントでは、中期的には生産体制の見直しや物流拠点集約等で利益成長が可能と指摘。事業構造改革等の余地はまだ大きくあるとの見方で、統合以降実施してきた実績等を勘案すれば今後も中期的な成長が可能と解説。「株価の再評価を期待したい」としている。

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