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【市況】明日の株式相場見通し=2万円回復で一服商状、達成感で利益確定売り

 2日の東京株式市場は、きょうの日経平均株価が大引けに掛けての一段高により、約3カ月ぶりに2万円を更新したことで、目先的な達成感から利益確定の売りが予想されるため、軟調な展開となりそうだ。
 市場関係者からは「高値引けでの2万円乗せで、先高を期待する向きもあるが、欧州中央銀行(ECB)理事会での量的金融緩和については、かなりの部分を既に織り込んでおり、それによる追い風は限定的となりそうだ。ここから買い上がる好材料を探し難いのも確か」との見方が出ていた。
 1日の東京株式市場は終始買いが優勢、一時伸び悩む場面もあったが、大引け際に買いに勢いがつき日経平均株価は8月20日以来、約3カ月ぶりに2万円大台を回復した。終値は前日比264円93銭高の2万12円40銭と3日ぶり急反発。
 日程面では、11月のマネタリーベース、30日時点での給油所の石油製品価格に注目。海外では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長講演、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、11月のユーロ圏消費者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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