銘柄ニュース

戻る
 

アキュセラ Research Memo(7):2016年12月に内国株式として上場予定、株式価値の向上が期待される


■内国株式としての上場申請について

アキュセラ・インク<4589>は従来、東証マザーズの外国株式部に上場していたが、新たに内国株式として2016年12月に上場する予定となっている。スキームとしては現在のアキュセラ・インクの持株会社として日本に窪田製薬ホールディングス(株)を置き、11月末にアキュセラ・インクの上場を廃止し、12月に窪田製薬ホールディングスの株式を上場する予定となっている。現在の同社の株主については1:1の割合で自動的に窪田製薬ホールディングスの株式が付与されることになる。なお、同スキームについては、2016年10月18日における株主総会での承認が前提条件となっている。

今回、内国株式として改めて上場するのは、潜在的な株式価値の向上、国内における認知度向上、及び事業プレゼンス機会を高めることが目的となっている。内国株式となることで、「会社四季報」や「日経会社情報」において、同社の情報量が増加し、認知度が向上するほか、従来は外国株扱いで投資ができなかった機関投資家も投資対象とすることが可能となるため、株式価値が向上する可能性がある。また、認知度の向上に伴い、国内製薬会社及び学術研究機関との提携を通じた研究体制の強化や、研究開発及び薬剤開発におけるパートナーシップの確立等の機会を得られる可能性が高まることになる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均