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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ジャムコ、グロービング、古野電

ジャムコ <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジャムコ <7408>  1,708円  +300 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 ジャムコ<7408>がカイ気配。14日の取引終了後、米投資ファンドのベインキャピタルが買収目的会社を通じ、ジャムコに対して非公開化を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。TOB価格は1株1800円で、ジャムコの株価はこれにサヤ寄せをする動きをみせている。TOB成立後、所定の手続きを経てジャムコは上場廃止となる予定。ジャムコはTOBに対し賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。買付予定数の下限は596万5000株で上限は設定しない。2月中旬をメドにTOBの開始を目指す。伊藤忠商事<8001>は保有する895万6500株(所有割合33.35%)のうち439万3850株について、TOBに応募することで契約を締結した。ベインはTOB成立後、スクイーズアウト手続きを進め、ANAホールディングス<9202>などが保有するジャムコ株を伊藤忠の不応募分とあわせて取得し、完全子会社化する方針。ベインは非公開化後に経営支援を通じ、ジャムコの企業価値を高めていく。東京証券取引所は14日、ジャムコを監理銘柄(確認中)に指定した。

■グロービング <277A>  8,750円  +1,500 円 (+20.7%) ストップ高   11:30現在
 グロービング<277A>がストップ高の水準となる前営業日比1500円高の8750円に買われた。14日の取引終了後に発表した25年5月期第2四半期累計(6~11月)の連結決算は、売上高が38億7400万円、営業利益が14億2800万円だった。同社は昨年11月29日に東証グロース市場に新規上場し、決算短信の経営成績において前年同期と比較した増減率の記載はないものの、あわせて公表した決算説明会資料では、売上高は前年同期比で2.4倍、営業利益は17.8倍となったという。営業利益の通期計画に対する進捗率は65%と堅調に推移しており、これらを評価した買いが集まったようだ。コンサルティング事業ではM&A案件などの高収益の短期案件が集中し、収益拡大に寄与した。

■古野電気 <6814>  2,914円  +433 円 (+17.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 14日に決算を発表。「今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も15円増額」が好感された。
 古野電気 <6814> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比39.9%増の108億円に拡大した。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→90円(前期は60円)に増額修正した。
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■トレファク <3093>  1,576円  +217 円 (+16.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 トレジャー・ファクトリー<3093>が切り返し急。14日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比22.7%増の305億1500万円、営業利益は同20.5%増の29億8200万円、最終利益は同22.3%増の19億5800万円となった。増収率、増益率ともに2割と高成長を示しており、見直し買いを集めたようだ。既存店の成長率が高水準を継続するなか、3カ月間のベースで第2四半期(6~8月)は先行投資の影響があり営業減益を余儀なくされたものの、第3四半期(9~11月)の営業利益は20.4%増と復調した。

■ベイカレント <6532>  5,684円  +700 円 (+14.0%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 ベイカレント<6532>が急反発しストップ高の5684円に買われている。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年3~11月)連結決算が、売上高835億2500万円(前年同期比23.3%増)、営業利益287億4700万円(同18.8%増)、純利益212億円(同20.5%増)と実質2ケタ増収増益となったことが好感されている。コンサルタント数が計画を上回る増加となったほか、コンサルタント1人当たり売上高も計画を上回り増加した。また、案件数も第3四半期にかけて増加した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高1150億円(前期比22.5%増)、営業利益411億円(同20.1%増)、純利益303億円(同19.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■FPパートナー <7388>  2,433円  +291 円 (+13.6%)  11:30現在  東証プライム 上昇率7位
 14日に決算を発表。「今期経常は12%増で2期ぶり最高益、2円増配へ」が好感された。
 FPパートナー <7388> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年11月期の経常利益(非連結)は前の期比2.1%減の54.9億円になったが、25年11月期は前期比11.9%増の61.4億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収になる。
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■SHIFT <3697>  21,005円  +2,225 円 (+11.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 14日に決算を発表。「9-11月期(1Q)経常は76%増益で着地」が好感された。
 SHIFT <3697> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比76.0%増の33.1億円に拡大したが、通期計画の135億円に対する進捗率は24.5%となり、5年平均の20.6%とほぼ同水準だった。
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■モリト <9837>  1,604円  +134 円 (+9.1%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期経常は7%増で4期連続最高益、4円増配へ」が好感された。
 モリト <9837> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年11月期の連結経常利益は前の期比8.4%増の30億円になり、25年11月期も前期比6.6%増の32億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。
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 同時に発表した「4.5%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の4.5%にあたる120万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月15日から26年1月14日まで。

■出前館 <2484>  255円  +18 円 (+7.6%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「9-11月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。
 出前館 <2484> [東証S] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常損益は4.6億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
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■北興化学工業 <4992>  1,342円  +89 円 (+7.1%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は微増益、8円増配へ」が好感された。
 北興化学工業 <4992> [東証S] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年11月期の連結経常利益は前の期比4.0%増の56.9億円になり、従来予想の51億円を上回り、減益予想から一転して増益で着地。25年11月期は前期比0.2%増の57億円とほぼ横ばい見通しとなった。5期連続増収になる。
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■ティーケーピー <3479>  1,312円  +80 円 (+6.5%)  11:30現在
 ティーケーピー<3479>が5日ぶりに急反発した。14日の取引終了後、25年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を下方修正した。今期の売上高予想は30億円減額して590億円(前期比61.4%増)、最終利益予想は15億円減額して40億円(前期は69億7500万円)に見直した。一方で、取得総数214万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.05%)、取得総額35億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。株式需給に対する安心感が広がり、買いを誘う格好となったようだ。貸会議室事業の需要は着実に回復しているものの、同社の想定に対しては下振れて推移しているという。連結子会社化したリリカラ<9827>の事業において、販売量の低下や一部売上高の期ずれが発生したことも響く。第3四半期累計の売上高は前年同期比46.4%増の401億3000万円、最終利益は同48.9%減の33億1500万円だった。自社株の取得期間は1月15日から5月23日まで。同社は三井住友ファイナンス&リース(東京都千代田区)から、ブライダル事業を手掛けるエスクリ<2196>の発行済み優先株3000株を取得すると発表した。取得価額は30億円。TKPは政策投資目的で、エスクリの普通株式170万株(議決権所有割合12.59%)をすでに保有している。

■サカタのタネ <1377>  3,580円  +195 円 (+5.8%)  11:30現在
 14日に決算を発表。「今期最終を13%上方修正」が好感された。
 サカタのタネ <1377> [東証P] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年5月期第2四半期累計(6-11月)の連結最終利益は前年同期比58.8%増の51.2億円に拡大し、従来予想の35億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の80億円→90億円(前期は161億円)に12.5%上方修正し、減益率が50.5%減→44.3%減に縮小する見通しとなった。
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■東宝 <9602>  6,330円  +279 円 (+4.6%)  11:30現在
 東宝<9602>が大幅高で5日ぶりに反発している。14日の取引終了後に発表した第3四半期累計(24年3~11月)連結決算が、売上高2341億6900万円(前年同期比15.3%増)、営業利益528億100万円(同26.9%増)、純利益341億4100万円(同20.2%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。映画営業事業で「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」や「キングダム 大将軍の帰還」「ラストマイル」「変な家」などが大ヒットしたほか、「ゴジラ-1.0」の国内外における配信権収入などが業績に寄与。また、映像事業で「僕のヒーローアカデミア」「呪術廻戦」「ハイキュー!!」などのアニメーション作品が劇場公開、動画配信、商品化権、パッケージ販売などの多面的展開により好調に推移したことも寄与した。なお、25年2月期通期業績予想は、売上高2970億円(前期比4.8%増)、営業利益620億円(同4.6%増)、純利益400億円(同11.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■TSIホールディングス <3608>  1,306円  +300 円 (+29.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 TSIホールディングス<3608>はストップ高カイ気配。14日取引終了後に25年2月期連結業績予想の修正を発表し、純利益を40億円から150億円(前期比3.1倍)へ大幅に上方修正した。配当予想も19円から65円(前期15円)に大幅増額しており、これを好感した買いが膨らんでいる。特別利益として固定資産売却益を計上する予定のため。売上高については1600億円から1570億円(同1.0%増)へ下方修正し、営業利益は従来予想を据え置いた。残暑を背景に主力の高単価商材・重衣料で苦戦したことや、米国市場の低迷による海外子会社の影響を織り込んだ。

■QPS研究所 <5595>  988円  -173 円 (-14.9%)  11:30現在
 QPS研究所<5595>は大幅安。14日取引終了後、25年5月期単独業績予想について売上高を31億6000万円から28億5000万円(前期比72.3%増)へ、最終損益を16億2000万円の赤字から19億6000万円の赤字(前期4億2700万円の赤字)へ下方修正すると発表。あわせて第8回新株予約権(行使価額修正条項付き)の発行を発表しており、これらが嫌気され売られている。防衛省向け試作開発案件で前回予想に対して検収時期に期ずれが生じ、売上高の減少が見込まれるという。新株予約権については約108億円(手取り概算額)を調達する。調達資金は小型SAR衛星に関する設備資金などに充てる。

■ククレブ <276A>  1,572円  +300 円 (+23.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ククレブ・アドバイザーズ<276A>がカイ気配。14日の取引終了後、25年8月期の連結業績予想について、売上高を17億9200万円から22億円(前期比73.3%増)へ、営業利益を5億1500万円から6億5000万円(同54.5%増)へ、純利益を3億4000万円から4億2800万円(同48.5%増)へ上方修正し、未定としていた配当予想を期末一括20円(前期17円)にすると発表したことを好感した買いが入っている。第1四半期のCREソリューションビジネスにおいて、新規案件の受注が増加するなどしたことによって業績が好調に推移したことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期(9~11月)決算は、前年同期は第1四半期決算を開示していないため前年同期との比較はできないものの、売上高6億8100万円、営業利益3億700万円、純利益2億円だった。

■note <5243>  628円  +100 円 (+18.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 note<5243>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の628円でカイ気配となっている。14日の取引終了後、アルファベット<GOOG>傘下の米グーグル・インターナショナルと資本・業務提携を実施する契約を締結すると発表した。グーグルを割当予定先として新株を発行。グーグルの持ち株比率は6.01%となる見込み。noteプラットフォーム上でのAI機能開発に関して連携するほか、クリエイティブ領域での生成AIに関する開発を進めるという。米巨大テック企業の出資をサプライズ視した買いが集まった。ノートは新たに98万4200株を1株508円で発行し、グーグルに割り当てる。手取り概算で4億8997万円を調達し、生成AI技術の活用を含む既存事業の強化や、新規事業に関する研究開発などに充当する予定。払込期日は1月29日とする。あわせてノートは24年11月期の連結決算と、25年11月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比21.1%増の40億1000万円、最終利益は同11.2%増の1億1000万円を見込む。

■マテリアルグループ <156A>  688円  +100 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 マテリアルグループ<156A>が急反発しストップ高の688円に買われている。14日の取引終了後に発表した第1四半期(24年9~11月)連結決算が、売上高16億3900万円(前年同期比27.7%増)、営業利益2億4200万円(同18.8%増)、純利益1億5100万円(同21.2%増)と2ケタ増収増益で着地したことが好感されている。PRコンサルティング事業、デジタルマーケティング(DM)事業ともに順調に推移したほか、デジタル広告運用サービスの顧客獲得も堅調でDM事業の顧客単価が向上したことも寄与した。なお、25年8月期通期業績予想は、売上高63億300万円(前期比19.4%増)、営業利益9億7600万円(同20.4%増)、純利益6億4200万円(同9.4%減)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 日本オーエー研究所 <5241>  1,000円  +150 円 (+17.7%) ストップ高   11:30現在
 ELEMENTS <5246>  555円  +80 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 マネーフォワード <3994>  4,036円  -700 円 (-14.8%) ストップ安   11:30現在
 ロゴスホールディングス <205A>  1,827円  -500 円 (-21.5%) ストップ安売り気配   11:30現在
 Speee <4499>  4,380円  -1,000 円 (-18.6%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、3銘柄

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