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7813 プラッツ

東証G
670円
前日比
+5
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.8 0.76 2.09
時価総額 25.0億円
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プラッツ Research Memo(5):3ヶ年ローリング中期経営計画を策定。為替レートの想定値変更で業績計画を修正


■中期経営計画と中長期の成長戦略

1. 中期経営計画の概要
プラッツ<7813>は毎年、向こう3ヶ年の中期経営計画(ローリング中期経営計画)を策定している。2017年6月期の決算発表に際しては、2018年6月期-2020年6月期の新3ヶ年中期経営計画が公表された。

新中期経営計画の経営方針及び経営戦略は、5つの項目から成っている。いずれも重要な項目ではあるが、弊社が特に重要視するのは、1)海外生産の最適化と品質向上、2)アジア諸国への販売強化、3)国内営業力の強化、の3点だ。生産面でのコスト競争力の維持・拡大と、国内外の市場における販売の拡大がその内容であり、いずれも収益に直結する項目であることがその理由だ。それぞれの詳細について後に詳述する。

同社はこれらの施策を通じて以下のような業績目標を立てている。2018年6月期と2019年6月期については前回の中期経営計画から修正が加えられた。また、今回新たに2020年6月期予想が加えられた。各年度の利益水準が大きく下方修正され、非常に保守的な計画という印象を弊社では持っている。過去の下方修正を踏まえて、将来的に下方修正リスクを減らすという意識が働いた可能性がある。

修正のポイントの1つは計画の前提となる為替レートの変更だ。前中期経営計画では1米ドル108円が採用されたが、今中期経営計画では113円が採用されている。また、2017年6月期にみられた資材価格の上昇も織り込まれたとみられる。

利益面で下方修正が大きいのに対して売上高については従来予想から大きく変わっていない。日本及び中国を主体とするアジア地域での市場の見通しに従来から変更がないことが要因の1つだ。また、同社の新製品が販売好調で、国内の主要市場でシェアを伸ばしていることも反映されているとみられる。2017年6月期から参入した医療用電動ベッドについては、従来よりも慎重な事業計画へと修正されたとみられるが、介護用ベッドでの実績を武器に、大きく開花する可能性は充分あると弊社ではみている。

以下では中期経営方針・経営戦略の主要ポイントについて詳述する。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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