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7228 デイトナ

東証S
3,540円
前日比
+60
+1.72%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
6.9 1.11 3.64
時価総額 128億円
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決算発表予定日

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デイトナ Research Memo(6):2022年12月期第2四半期業績は全セグメントで増収増益に(1)


■業績動向

1. 2022年12月期第2四半期の業績概要
デイトナ<7228>の2022年12月期第2四半期(2022年1~6月)の売上高は6,971百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益967百万円(同15.6%増)、経常利益1,008百万円(同15.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益686百万円(同9.0%増)となった。また、期初計画に対しても売上高で6.8%増、営業利益で11.0%増、経常利益で14.3%増、親会社株主に帰属する四半期純利益で15.4%増となり、売上高・各利益ともに上回って着地した。同社が属する二輪車業界でも原材料価格の高騰や車両・用品の生産遅延等の不安定要素が顕在化しているものの、新車販売は排気量251cc以上の小型二輪車を中心に前年同期を上回るなど、引き続き密を避ける趣味として支持され、好調な状況が続いている。

2. セグメント別業績
(1) 国内拠点卸売事業
売上高は5,369百万円(前年同期比19.4%増)、セグメント利益は787百万円(同7.1%増)となった。ツーリング関連用品、ミラーやエンジンガードなどの車両カスタマイズ部品、ブレーキパッドやバッテリーなどの補修消耗品、ヘルメット、ウェアなどのライダー装着用品など、取り扱いジャンルのほとんどが伸長した。ダートフリークでは、2022年4月にオリジナルケミカルブランド「Flat-LAB.(フラットラボ)」を立ち上げ、第1弾として「オフロードを楽しむ全ての人に。」をコンセプトに強力洗浄剤「BIKE WASH」を独自開発し、販売を開始した。

(2) アジア拠点卸売事業
売上高は239百万円(前年同期比167.9%増)、セグメント利益は50百万円(前年同期は0百万円の利益)と、売上高・利益ともに大幅に伸長した。引き続きインドネシアの首都ジャカルタのあるジャワ島を中心に販売網の整備を推進した。同社から派遣した従業員が社長に就任し、営業に同行するなど、2021年12月期より現地スタッフの意識改革や管理徹底をトップダウンで進めており、販路拡大につながった。コロナ禍やウクライナ侵攻による資源価格の上昇、及びこれらに伴う半導体不足の影響を受けたものの、競合他社と比較し欠品を抑えられたことも受注獲得に寄与したようで、補修消耗品(特にスクーターの補修消耗品)が伸長した。既述のとおり、同社はインドネシアでのブランド浸透・育成強化を図っており、さらなるシェア拡大が期待できる。

(3) 小売事業
売上高は1,274百万円(前年同期比12.7%増)、セグメント利益は100百万円(同17.3%増)となった。また、2022年12月期第2四半期末時点で、「ライコランド」2店舗及び「アップガレージライダース」3店舗、「ダートフリーク」1店舗(直営店)を展開している。ヘルメットなどの高単価商品や車両カスタムが好調に推移したことに加え、来店客数も増加した結果、売上高・セグメント利益ともに前年同期を上回った。

(4) その他
売上高は176百万円(前年同期比38.9%増)、セグメント利益は25百万円(同110.7%増)となった。太陽光発電事業では、安定した天候のもと、売上高は前年並みの推移となったが、減価償却費等の販管費が減少したことから大幅な増益となった。リユースWEB事業では、第1四半期に続き中古部品販売が伸長し、第2四半期累計期間でも利益計上した。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《YM》

 提供:フィスコ

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