東京機が反落、１６年３月期営業損益３２億９０００万円の赤字への修正を嫌気

　東京機械製作所<6335>が反落。同社は１２日の取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を９２億１０００万円から８７億５０００万円（前の期比８．２％増）へ、営業損益を２２億７０００万円の赤字から３２億９０００万円の赤字（同１２億４４００万円の赤字）へ、最終損益を２１億４０００万円の赤字から５１億１０００万円の赤字（同１億２１００万円の赤字）へ修正、赤字幅の拡大を嫌気した。

　新聞印刷業界では更新需要が増加しつつあるものの、売上・採算どちらの面でも厳しい状況が継続。このため第４四半期において、厳しい事業環境に対応するため、固定資産の減損損失計上をはじめ、来期以降の業績回復に向けた財務改善のための取り組みを実施。デジタル印刷機の在庫評価を保守的に見積り、棚卸資産の評価損７億８５００万円を計上したことから、売上原価が悪化している。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）