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2016年09月08日15時43分

アトラエ Research Memo(5):組織力と創業来蓄積してきたHR領域のあらゆるデータが強み


■事業環境、強み、競合と事業リスク

(2)強みと競合

弊社では、アトラエ<6194>の強みは、新卒を中心とした独自の組織論に基づいた組織力と、創業来蓄積してきたHR領域におけるあらゆるデータを保有しているという2点に集約できると考えている。以下、その2点について見てみた。

a)独自の組織論に基づいた組織力
同社は、テクノロジーやサービスモデルの新興により基本的にサービスのライフサイクルが短いインターネット業界にあって、インターネット企業として生き残るには、組織力、人材の定着化が極めて重要であると考え、採用に関しては新卒採用を中心に、ビジョンや価値観の浸透を重視した組織作りに取り組んでいる。現状は、正社員の6割以上を新卒採用者が占め、エンジニアやデザイナーといった技術系職種の社員が半数近くを占める組織体となっているのが特徴。出世、肩書という概念をなくし、チーム(プロジェクト)単位で働く完全フラットな組織を構築。ルールをミニマム化、一人ひとりが参画意識を高め、高い責任と裁量を持って自発的に働ける環境を創り出すことにより、若く、有能な人材が高いモチベーションとロイヤリティを持って、長期に渡り働き続けることが可能な環境を創り出しており、結果として、生産性の高い組織による長期的な競争力を有することになっていると考えらえる。

b) HR領域のあらゆるデータを蓄積
創業当初より「テクノロジー×HR」をテーマに成功報酬型モデルを業界に先駆けて導入、挑戦し続けてきたことにより、HR領域におけるノウハウ、経験、そして求職者及び求人企業の採用プロセスに関するあらゆるデータを蓄積してきたことを挙げることができる。ビッグデータ解析等のテクノロジーを駆使することで書類選考通過率(マッチング精度)の向上を実現、人材紹介市場における同社の優位性を確立している。

競合企業としては、リクルートキャリア、インテリジェンスといった大手人材紹介会社を始めとする人材紹介会社やそれらによって運営されている求人メディアなどを挙げることができる。既存の企業が多く、参入障壁が低いため新規参入企業も多く、激しい競争が繰り広げられているのが現状。同社はアナログかつクローズドな従来のHR領域にインターネット、テクノロジーの力を駆使して変革を起こし、労働力の最適配置を実現するというアナログビジネスのリプレースを目標としているため、求人メディアにとどまらず、人材紹介会社そのものも競合先となっている。しかし、「Green」の営業人員を介さないテクノロジードリブンモデルによるマッチング精度の向上が同社の競争優位性を高める差別化要因として働いている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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