MRT Research Memo(5):期中のM&Aの影響はあるものの、依然として安全性の高い財務内容
■MRT<6034>の業績動向
2. 財務状況と経営指標
総資産残高は前期末比264百万円増の1,930百万円となった。主な増加は非流動資産の409百万円増であり、期中のM&Aによるのれんの増加が主な原因である。主な減少は流動資産の145百万円減であり、現金及び預金同等物の減少が主な原因である。現金及び預金同等物の期末残高は850百万円あり、依然として高い水準と言えるだろう。
負債は前期末比70百万円増の443百万円となった。主な増加は、非流動負債の50百万円増であり、長期未払金の増加が主な原因である。有利子負債は期中増加したものの30百万円と非常に少ない。
経営指標では、短期の安全性を表わす流動比率(407.5%)、中長期の安全性を表わす親会社所有者帰属持分比率(74.6%)ともに非常に高く、健全な財務内容となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
《HN》
提供:フィスコ