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4956 コニシ

東証P
1,310円
前日比
-5
-0.38%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
11.5 1.07 2.52 20.11
時価総額 922億円
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コニシ Research Memo(1):「中期経営計画2018」の目標利益が射程圏内に、次期中期経営計画を策定中


■要約

コニシ<4956>は、「ボンド」ブランドで知られる国内トップクラスの接着剤・シーリング材メーカーである。一般家庭用が有名であるが、産業用、住宅・建材用、建築・土木用と幅広い製品をそろえており、主たる市場は住宅・建築・土木関連である。

1. 2018年3月期第2四半期の業績動向
2018年3月期第2四半期の業績は、売上高60,298百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益3,036百万円(同15.8%増)、経常利益3,054百万円(同27.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,920百万円(同20.1%増)となった。売上高はやや計画を下回ったものの、営業利益以下は期初予想を上回り、売上高、営業利益ともに第2四半期として過去最高となった。セグメント別ではすべてのセグメントで増収となり、土木建設だけが微減益となったが、M&Aの費用計上によるもので、実質では全セグメントが増益となり、結果として好調な決算だったと言える。

2. 2018年3月期の業績見通し
2018年3月期の業績は、売上高130,000百万円(前期比7.1%増)、営業利益7,390百万円(同8.1%増)、経常利益7,400百万円(同7.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益4,580百万円(同4.4%増)が予想されており、期初予想と変わっていない。2018年3月期より関係会社を含めた組織全体を、各事業にグループ分けし、さらにそれぞれのグループに経営責任者を配置する経営体制に変更した。この組織変更の効果もあり、2018年3月期は各事業ともに増収・増益を予想している。

3. 中期経営計画2018
同社は「中期経営計画2018」を掲げてきたが、その数値目標は2018年3月期に売上高136,000百万円、経常利益7,400百万円であった。残念ながら売上高は未達の可能性が高いが、経常利益は十分に射程圏である。さらに現在、いよいよ2020年3月期(同社の創業150年)に向けての次の中期経営計画を策定中であり、2018年春には発表される予定だが、その内容は大いに注目される。

■Key Points
・国内最大級の接着剤・シーリング剤メーカー。向け先は住宅用、産業用、自動車用等幅広い
・2018年3月期第2四半期は全事業が好調で、売上高、営業利益は過去最高を達成
・「中期経営計画2018」の目標(経常利益7,400百万円)は射程圏内。次期中期経営計画を策定中

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《NB》

 提供:フィスコ

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