GMO-AP Research Memo(3):エージェンシー事業とアドテク商材の好調で第1四半期は2ケタ増益に
■業績動向
1. 2017年12月期第1四半期の業績概要
5月15日付で発表されたGMOアドパートナーズ<4784>の2017年12月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比8.7%増の8,517百万円、営業利益が同51.6%増の209百万円、経常利益が同34.7%増の205百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同80.5%増の106百万円と好調な決算となった。通期計画に対する進捗率で見ると、売上高で25.1%、営業利益で38.2%と順調に推移した。
インターネット広告市場の成長を背景に、エージェンシー事業が好調に推移したほか、スマートフォン向けアドテク商材も順調に拡大したことが増収要因となった。また、営業利益の増減要因を見ると、JWord事業等の既存商材の減少により262百万円の減益要因となったものの、エージェンシー事業の増収効果で190百万円、アドテク商材の増収効果で113百万円となったほか、販促費が35百万円、採用費が24百万円それぞれ前年同期比で減少したことが増益要因となった。売上総利益率はJWord事業の減収が響いて前年同期比で1.2ポイント低下したが、販管費率は同1.8ポイント改善し、売上高営業利益率は0.7ポイント上昇の2.5%と2年前の水準まで回復した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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提供:フィスコ