貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4346 NEXYZ.Group

東証S
618円
前日比
-21
-3.29%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.4 5.55 3.24 407
時価総額 83.3億円
比較される銘柄
ウェッジHD, 
Casa, 
日本モゲジS
決算発表予定日

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ネクシィーズG Research Memo(7):電力小売に参入。「神の手」は年末年始から大規模プロモーション予定


■中長期の成長戦略

1. ネクシィーズ電力の販売を開始
連結子会社であるネクシィーズ・ゼロは、資源エネルギー庁に「小売電気事業者」の登録を行い、サービス名称「ネクシィーズ電力」として9月にサービスを開始した。2012年から初期投資オールゼロで顧客に最新の設備を導入できる「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」を提供しており、コストダウンや省エネに関心の高い顧客が3万件を突破している。同じ営業組織が低価格が売りのネクシィーズ電力を扱うことで、更なるコストダウンを提案できる。電力小売事業は一般には利幅は大きくはないが、継続的な収入につながり、経営の安定化に寄与する。

2. 子会社ハクビの株式譲渡
ネクシィーズグループ<4346>は2017年11月、連結子会社であったハクビの全所有株式をまるやまに譲渡した。同社は2009年にハクビを連結子会社化し、事業の再生への取り組みを継続し、売上高を維持しつつ営業利益率で5%前後の水準まで高めてきた。一方でエネルギー環境関連事業の「ネクシィーズ・ゼロ」など、より高い成長を見込める分野に経営資源を集中してきた。このような状況で、同社はハクビの株式譲渡をすることが、企業価値向上の実現につながると判断した。

株式の売却相手先は呉服小売大手のまるやま。2017年11月15日に1,633,836株(ハクビ全株式の89.1%)を1,480百万円で売却した。これに伴い同社は2018年9月期連結で860百万円の特別利益を予想している。

3. 3Dスマホクレーンゲーム「神の手」への戦略投資
ブランジスタの子会社ブランジスタゲームが2016年6月にリリースした「神の手」は、秋元康氏が総合プロデューサーを務める、スマートフォンで行う3Dクレーンゲームである。プレミアム景品や様々なコラボ景品を獲得するとユーザーの自宅に届くという、世界初(特許出願中)の遊び体験を提供する。アプリのダウンロード数(DL数)は累積で60万DLを超えており、年末年始に実施する大型テレビCMにより更なるDL数の増加が期待できる。App store DL ランキングでもこれまで3回以上2位を獲得するなど上位を維持している。

収入モデルはユーザー課金モデルと広告モデルの2種類。ユーザー課金モデルの場合には、希少な“神景品”を目当てにユーザーは1 プレイ約100 円からゲームにチャレンジできる。広告モデルに関しては、クライアントのニーズに応じた企業PRプランと店舗集客プランからなり、無料でプレイできる。これまでに「楽天グループ」や「ダイヤモンドダイニンググループ」、湘南美容外科クリニック、フジテレビジョン、はるやまホールディングスなどとのタイアップ企画が実現。企業としては、CM動画を100%視聴してもらった上で、クーポンや景品を提供できるため、来店促進に活用できる。今後は12月28日から大規模なプロモーションを企画しており総額5億円前後をTVCM及びWEBプロモーションに投入する予定。複数の有名ブランド企業とのタイアップ企画もCMに合わせて開始される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《NB》

 提供:フィスコ

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