貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3923 ラクス

東証P
1,566.5円
前日比
+9.5
+0.61%
PTS
1,573.8円
17:40 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
70.9 24.31 0.14 6.77
時価総額 2,839億円
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

ラクス Research Memo(2):主力のクラウド事業の中で「メールディーラー」と「楽楽精算」が6割を占める


■会社概要

1. 会社の概要と沿革
ラクス<3923>は、代表取締役社長の中村崇則氏が2000年に創業したクラウドサービスを主力とするIT企業である。問い合わせメール共有・管理システム「メールディーラー」(2001年発売)の開発を皮切りにクラウド事業を開始し、メール配信システム「配配メール」(2007年)、Webデータベース「働くDB」(2008年)、経費精算システム「楽楽精算」(2009年)をリリースし、クラウドサービスの優良なポートフォリオを確立した。創業以来、増収を続けており、増益率の高さにも定評がある。2015年12月に東証マザーズ市場上場を果たし、成長を加速している。

2. 事業内容
同社の事業セグメントは、クラウド事業とIT人材事業の2つのセグメントから構成されている。クラウド事業は、売上高の70.8%(2017年3月期)、セグメント利益の85.6%(同)と全社業績をけん引する。クラウド事業の中でも長年事業の柱となっているのが「メールディーラー」、次期主力サービスと位置付けられるのが「楽楽精算」であり、クラウド事業売上の約6割はこの2商品が占める。主力2商品の他のクラウド商品としては、成長期に差し掛かった「配配メール」、「働くDB」、「Curumeru」、まだ導入期にある「楽楽明細」などがあり、どれも順調に成長している。

IT人材事業は、創業時のITスクール事業のノウハウを活用した事業で、未経験者を正社員として採用し、ITエンジニアとして育て、Webサービスを展開する企業に絞って派遣する事業である。売上高の29.2%(2017年3月期)、セグメント利益の14.4%(同)を構成する。クラウド事業ほどの成長性はないが顧客ニーズは底堅い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《SF》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均