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3649 ファインデックス

東証P
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時価総額 271億円
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ファインデックス---3Qは2ケタ増収増益、医療ビジネスと公共ビジネスは順調に推移


ファインデックス<3649>は13日、2023年12月期第3四半期(23年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比15.8%増の34.74億円、営業利益が同63.2%増の7.96億円、経常利益が同56.7%増の8.20億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同62.2%増の5.67億円となった。

医療ビジネスの売上高は前年同期比15.5%増の33.21億円、営業利益は同26.7%増の8.92億円となった。大型導入案件が順調に進んでいるほか、パッケージ製品も堅調に推移している。また2023年1月に創設したコンサルティング部が大規模な継続案件を受注し、順調に立ち上がっている。当第3四半期累計期間において病院案件34件、診療所案件83件の新規導入・追加導入及びシステム更新を実施した。2023年9月には、クラウドサービスを中心とした製品ブランド「PiCls」を立ち上げるとともに、診療情報転送システム「PiCls Referral」や初診インターネット予約サービス「PiCls 予約アシスタント」など、大規模医療機関のDX推進をサポートするための新たなサービスを販売開始した。インドにおけるClaioの販売については現地でのテスト運用を終え、豊田通商<8015>と販売時期や価格について詳細を協議している。

公共ビジネスの売上高は同79.5%増の1.12億円、営業利益は0.09億円(前年同期は0.53億円の損失)となった。自治体向けパッケージについては、サービス開始以来のパッケージの稼働数は累計26件となった。また2023年及び2024年春の稼働案件の商談は当第3四半期に追加で4件受注し、2024年度上半期に検収予定の都道府県や独立行政法人、国立大学法人への導入が7件進行している。今後の営業展開を見据えた実績作りとして、数よりも規模を重視した営業活動に注力し、着実に成果を上げている。既に2024年度下期以降の稼働案件の商談も複数進行している。医療機関のバックオフィス業務に特化した医療機関向けパッケージは、既存ユーザーの大規模・中規模病院をメインターゲットに販売拡充を進めている。導入数は累計で6件、2023年度の新たな受注件数は3件に留まるものの、2023年10月からのインボイス制度の開始や、2024年1月の電子帳簿保存法の改訂に対応するための引き合いが増えている。

ヘルステックビジネスの売上高は同36.3%減の0.40億円、営業損失は1.05億円(前年同期は1.62億円の損失)となった。前年同期と比べ、EMC Healthcareが連結範囲から除外された影響で売上高は減少した。同様の理由により経費負担が減少し、損失額は縮小した。当年度においては、国内医療機関へのデモンストレーションや販売を行うとともに、健診施設へ向けては豊田通商との協業で「GAP-screener」の販売を進めており、これら製品の2023年度中の国内出荷台数は13台となった。また、当製品に採用されている視線分析技術に関する論文を、学術誌へ投稿すると同時に、2023年10月開催の「日本臨床眼科学会」への出展及びセミナーの共催準備も行った。

2023年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.5%増の50.65億円、営業利益が同27.7%増の13.13億円、経常利益が同26.0%増の13.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.7%増の9.23億円とする期初計画を据え置いている。

《SI》

 提供:フィスコ

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