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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3538 ウイルプラス

東証S
1,022円
前日比
+3
+0.29%
PTS
1,002円
17:18 05/02
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
5.9 1.00 4.26 137
時価総額 106億円
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決算発表予定日

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ウイルプラスH Research Memo(2):現社長が家業を買収して事業を開始。強固な経営体質を活かしてM&Aで成長


■会社概要

1. 沿革
ウイルプラスホールディングス<3538>は現代表取締役社長 成瀬隆章(なるせたかあき)氏の父が1997年に福岡県北九州市に設立した株式会社さんふらわあシージェイに始まる。設立後すぐに米クライスラー社のディーラーシップを得て、株式会社福岡クライスラーに商号変更して、クライスラーの正規ディーラーとして事業を開始した。

成瀬氏は福岡クライスラーで新車販売や中古車販売等を経た後、2004年10月に福岡クライスラーの全株式を取得して独立し、現在につながる事業をスタートさせた。2005年には東京大田区に店舗を開設し東京進出を果たした。さらに2007年には大証ヘラクレスに上場していたクインランド・カーズ(株)から(株)フォーピラーズの株式を取得し子会社化した。これを機に、同年10月に株式会社ウイルプラスホールディングスを設立し、福岡クライスラーとフォーピラーズの2社を完全子会社化し傘下に収めて現在に至る持株会社体制が完成した。

それから間もない2008年から2009年に同社にとって大きな転機が訪れた。現在の主力事業子会社であるチェッカーモータース(株)の子会社化や、事業譲受によるBMW、MINIの正規ディーラー事業への進出を矢継ぎ早に行ったことだ。当時はリーマン・ショックの影響で輸入車市場が急激に落ち込んでいた。その厳しい環境のなか同社は、強固な経営体質を生かして“買い手”としてM&A市場に参入できたことで、現在に至る成長の大きな基盤を獲得することができた。この強固な経営体質は現在も同社の最大の強みとなっている。

その後2014年にボルボの正規ディーラーである帝欧オート(株)を子会社化し、現在の陣容がほぼ完成した。直近では2018年4月に、チェッカーモータースが事業譲受によりジャガー・ランドローバー事業を開始したほか、同社の4社目となる事業会社ウイルプラスアインス(株)(2017年11月設立)が2018年12月にポルシェセンター仙台を譲受け、10ブランド目となるポルシェブランドの獲得と東北エリア初進出を果たした。

証券市場には、2016年3月の東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場し、2017年9月の東証2部への市場変更を経て、2018年2月に東証1部に指定変更となり、現在に至っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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