貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

3150 グリムス

東証P
2,146円
前日比
+10
+0.47%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
14.2 3.96 2.14 11.85
時価総額 511億円
比較される銘柄
エフオン, 
SDSHD, 
アルファG
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

グリムス Research Memo(3):エネルギーに関する商品・サービスを軸とした事業を展開


■事業概要

グリムス<3150>は、エネルギーに関する商品・サービスを軸とした事業を展開してきた。セグメント別では、2017年3月期の事業別売上高でエネルギーコストソリューション事業が3,366百万円(構成比47.4%)、スマートハウスプロジェクト事業が3,681百万円(同51.8%)、インキュベーション事業が61百万円(同0.9%)であった。なお、2018年3月期からは、今後成長が期待される小売電気事業を独立のセグメントとして分離する。

1. エネルギーコストソリューション事業
同事業は、主に法人に対してエネルギーコスト削減の提案を行うもので、傘下に子会社のGRコンサルティングとグリムスパワーの2社を有する。

GRコンサルティングでは、中小企業規模事業者など低圧電力需要家向けに電力コスト削減のコンサルティングを行っている。低圧電力需要家向けの電力コスト削減は、電力契約の種類変更と電子ブレーカーの導入提案により、電力供給を確保しつつ毎月固定で課金される電力基本料金を実現している。電子ブレーカーはリースやクレジットを利用して販売し、リース期間満了後にまたリプレイス販売を行う。レンタル希望の顧客にはレンタルも行っている。また、LED照明や業務用エアコンといった各種省エネ商品の販売を行っている。東京・大阪・名古屋にある事業所を拠点に全国的に営業を展開している。

一方、グリムスパワーでは、高圧電力需要家向けに電力コスト削減のコンサルティングを行っている。高圧電力需要家向けの電力コスト削減のコンサルティングは、部分供給制度を利用し、電気の調達先を見直すことで電力料金の削減を実現する電力の取次を行っている。また、電力の使用状況の監視のためにエネルギーマネジメントシステムを販売している。同社においてもLED照明や業務用エアコンといった各種省エネ商品のクロス販売を行っている。

2. スマートハウスプロジェクト事業
同事業は、住宅用太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー関連商品の販売や再生可能エネルギーの開発を行うもので、子会社のグリムスソーラーが一般消費者向けに各種商品の販売を行っている。住宅用太陽光発電システムや蓄電池は、長州産業・京セラ・パナソニックなどの製品を取り扱っている。販売は、ファミリー層が集まるイオンモールなどの大型商業施設における催事場で販売するほか、業務提携しているハウスメーカー等からの紹介による販売も活用している。また、太陽光発電システムの設置に伴って屋根塗装など外注工事の受託も行う。再生可能エネルギー開発事業については、群馬県と静岡県にて保有するメガソーラーを主体とする太陽光発電所による売電収入をストック収益源としている。

3. 小売電気事業
同社は、2018年3月期より事業セグメントを3事業構成から4事業構成に変更している。エネルギーコストソリューション事業として2016年12月より開始した電力の小売について、「小売電気事業」として新たな事業セグメントに区分している。

電力の小売は、卸電力取引所や一般電気事業者から調達した電気を割安な価格で顧客に販売し、顧客から受け取る電気料金が収益源となる事業であり、主としてエネルギーコストソリューション事業の既存顧客である低圧電力需要家に対して販売している。

4. インキュベーション事業
同事業は新規事業の創出を行うもので、現在は、子会社のグリムスベンチャーズがWebサイトを利用した商品販売を行っている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)

《NB》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均