貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2315 CAICAD

東証S
56円
前日比
0
0.00%
PTS
55.5円
23:08 05/10
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
56.0 3.75 6.71
時価総額 76.5億円
比較される銘柄
サイオス, 
イルグルム, 
IXナレッジ
決算発表予定日

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CAICA Research Memo(3):金融機関向けシステム開発やブロックチェーン技術に強み(2)


■CAICA<2315>の事業概要

(3) 金融商品取引事業
2018年2月に金融商品取引業(金融商品取引法に基づく第1種金融商品取引業)を営むeワラント証券を連結子会社化したことに伴い、2018年10月期から新たなセグメントとして展開している事業である。eワラント証券は、カバードワラント※の商品設計、システム開発、安定運用等について、高度な専門知識と経験を持つスタッフを擁するとともに、日本における代表的な小口の投資家向け店頭カバードワラントである「eワラント」(eワラント証券の登録商標)を提供している。「eワラント」はこれまでオンライン証券を通じて取引されていたが、2019年9月よりeワラント証券自身による直接販売「eワラント・ダイレクト」を開始すると、2019年12月にはEVOLUTION JAPAN証券(株)から「eワラント」の販売の取扱事業を譲り受け、更なる販売体制を強化している。また、今後の収益ドライバーとして期待されるCFD取引サービスも開始しており、事業拡大に向けて着々と体制を整えてきた。暗号資産分野における新たな金融プラットフォームの構築に向けて重要な役割を担う。

※カバードワラントとは、金融商品取引法上の有価証券であり、オプション取引に関わる権利を表示する証券のこと。「オプション取引」と同様に、投資家はオプションの買い手として、株式等のコール型ワラント(買う権利)やプット型ワラント(売る権利)を購入することができる。


(4) HR テクノロジー事業
2019年4月に法人向け学習管理システムや育成型人材紹介事業を手掛けるクシムを連結子会社化したことに伴い、2019年10月期から新たなセグメントとして展開している事業である。クシムは、eラーニングや社員のスキル・資格取得状況の管理を行うシステムの開発及び販売、ビデオ配信を行う「LMS※事業(ソフトウェア事業)」のほか、オラクル<ORCL>、IBM<IBM>などベンダー認定の研修事業や教育コンテンツの販売、カスタムコンテンツの制作・配信を行う「研修サービス事業」、従来の人材育成関連の事業にとどまらず、育成人材の評価及びクライアント企業への有料紹介斡旋等、クライアント企業における人材に関わる部分をトータルで提供する「育成型人材紹介事業」を展開している。とりわけ2018年5月から開始した「iStudy ACADEMY」(育成型人材紹介事業)については、人材不足が顕著となっているAIやデータサイエンスなどの人材を育成する一方、クライアント企業(求職者)が受講状況や成績を参照し、選考できるようにすることでマッチングの精度をより高めた、新しい形の人材紹介ビジネスとして注目されている。ただ、後述するように、2020年4月及び6月に実施したクシム株式の売却により、現在は連結除外(グループ外)となっている。もっとも、役員交流をはじめ、パートナー企業として事業戦略上の関係に変化はなく、今後も高度IT人材の育成や技術的な連携をさらに強めていく方針である。

※Learning Management System の略。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《YM》

 提供:フィスコ

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