Iスペース Research Memo(5):無借金経営で財務内容は引き続き健全
■インタースペース<2122>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2017年9月期第2四半期末の財務状況について見ると、総資産は前期末比217百万円増加の7,882百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が100百万円、現金及び預金が48百万円それぞれ増加した。また、固定資産では本社の改装及び新潟オフィスの移転に関連して有形固定資産が65百万円増加した。
負債合計は前期末比7百万円増加の4,187百万円となった。主な増減要因として、流動負債で買掛金が148百万円増加した一方で、未払法人税等が182百万円減少した。また、純資産は前期末比210百万円増加の3,694百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益278百万円の計上と配当金の支払い74百万円によるものとなっている。
経営指標を見ると、自己資本比率は前期の45.5%から46.9%と若干上昇している。有利子負債もなく、現金及び預金も3,500百万円以上と事業規模からすると問題のない水準にあることから、財務状況は健全な状態が続いていると判断される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《MW》
提供:フィスコ