信用
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2122 インタースペース

東証S
955円
前日比
-35
-3.54%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
13.9 1.06 3.14
時価総額 66.5億円
比較される銘柄
アドウェイズ, 
イトクロ, 
GMOテック
決算発表予定日

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Iスペース Research Memo(1):アフィリエイトサービスの好調により最高益更新続く


■要約

インタースペース<2122>はアフィリエイト広告を中心としたインターネット広告事業と育児支援サイト「ママスタジアム」を中心としたメディア運営事業を手掛けている。また、インドネシアやタイ、ベトナムなど東南アジアでアフィリエイトサービス事業を立ち上げ、将来の収益柱の1つとして育成中である。

1. 2017年9月期第2四半期累計は2ケタ増収増益に
2017年9月期第2四半期累計(2016年10月-2017年3月)の連結業績は、売上高が前年同期比17.2%増の12,979百万円、営業利益が同16.1%増の469百万円と2ケタ増収増益となった。主力のアフィリエイトサービスにおいて金融、エステ・人材関連、コスメ・健康食品カテゴリーの売上が前年同期比2ケタ増と好調に推移したほか、メディア運営事業でもママ向けコミュニティサイト「ママスタジアム」の広告収入やゲームアプリ等のコンテンツ事業の収益増が続いた。広告宣伝費の増加や、第1四半期の本社改装及び新潟オフィス移転に伴う一時費用30百万円を計上したため営業利益率は若干低下したものの、売上高、利益ともに期初会社計画を1割程度上回った。また、海外事業については先行投資期間ではあるものの、売上高で3倍増と着実に伸びてきている。

2. 通期業績も上振れの可能性が高い
2017年9月期の連結業績は売上高で前期比9.8%増の25,585百万円、営業利益で同11.0%増の1,000百万円と期初計画を据え置いているが、4月以降もアフィリエイトサービスの好調が続いていることから、通期でも会社計画を1割程度上回る可能性があると弊社では見ている。また、注力事業であるネイティブアドネットワーク「X - lift」についてもメディア数は順調に拡大しており、システムの機能強化と営業体制強化を図ることによって2017年9月期中の単月黒字化を目指している。

3. 人材投資と新規事業開発に注力し、中長期の成長基盤構築を進めていく
同社は中長期での成長を実現していくため、人材投資と新規事業開発投資に注力していく方針で、現在の海外事業やネイティブアドネットワーク事業等の収益化を目指していくほか、新規事業の開発も継続して行っていく。アフィリエイトサービスや「ママスタジアム」、コンテンツ事業に続く収益事業を複数育成していくことで経営基盤をより強固なものとし、成長を加速していく考えだ。このうち、海外事業については売上構成比率で現在の約1%から早期に10%程度まで拡大していくことを目標としている。なお、同社は中期の経営数値目標を発表していないが、2017年5月に発行した役員・従業員向けストック・オプション(行使価額1,467円)で、「2020年9月期から2022年9月期のいずれかの事業年度で営業利益1,800百万円を達成すること」を行使条件としており、同数値が1つの目安になると考えられる。

■Key Points
・エステ・人材関連、コスメ・健康食品、金融関連を中心にアフィリエイト広告の好調が続く
・2017年9月期業績は会社計画を1割程度上回る公算
・開発力強化による新規事業創出で更なる成長を目指す

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《MW》

 提供:フィスコ

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