貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

1301 極洋

東証P
3,575円
前日比
+25
+0.70%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
7.7 0.80 2.80 51.95
時価総額 432億円
比較される銘柄
マルハニチロ, 
ニッスイ, 
ホクト
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

極洋 Research Memo(6):大型設備投資一巡で、有形固定資産の増加は一服


■業績動向

2. 財務状況
極洋<1301>の2018年3月期第2四半期末の財務状況は以下のようになった。流動資産は94,683百万円(前期末比22,332百万円増)となったが、主な増減は、現金及び預金が3,319百万円増、受取手形及び売掛金が9,376百万円増、たな卸資産が9,997百万円増などであった。一方で、有形固定資産は17,054百万円(同82百万円減)とほぼ横ばいであったが、のれん償却等により無形固定資産は19百万円減、投資有価証券の増加等により投資その他資産は184百万円増となった。この結果、総資産は119,806百万円(同22,414百万円増)となった。

流動負債は65,871百万円(同20,676百万円増)となったが、主に支払手形及び買掛金の増加4,987百万円、短期借入金の増加14,252百万円などによる。固定負債は、長期借入金が558百万円増加したことなどから27,242百万円(同437百万円増)となった。その結果、負債合計は93,113百万円(同21,113百万円増)となった。純資産は、主に利益剰余金の増加1,003百万円などにより、26,692百万円(同1,300百万円増)となった。この結果、自己資本比率は22.0%(前期末比3.6ポイント減)となった。

3. キャッシュ・フローの状況
2018年3月期第2四半期のキャッシュ・フローは以下のようになった。営業活動によるキャッシュ・フローは10,567百万円の支出(前年同期は8,171百万円の支出)となった。主な収入は税金等調整前四半期純利益2,399百万円、減価償却費927百万円、仕入債務の増加5,025百万円、主な支出は売上債権の増加9,419百万円、たな卸資産の増加10,140百万円などであった。

投資活動によるキャッシュ・フローは394百万円の支出(同43百万円の支出)となった。塩釜工場への投資が一段落したことから設備投資が通常のレベルとなり少額の支出となった。

財務活動によるキャッシュ・フローは14,160百万円の収入(同8,244百万円の収入)となった。主な増減要因としては長期・短期借入金の増加による収入14,888百万円、配当金の支払による支出630百万円などである。

この結果、現金及び現金同等物は前期末に比べて3,350百万円増加し、期末の同残高は5,922百万円となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均