日経平均VIは低下、株価底堅く警戒感が緩和
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比-0.91(低下率4.01%)の21.79と低下している。なお、今日ここまでの高値は22.43、安値は21.43。
昨日の米株式市場でダウ平均が反発する一方、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落するなど指数によって高安まちまちとなり、東京市場の手掛かり材料になりにくい中、今日の日経225先物は取引開始後の売り買い一巡後は概ね底堅く推移。市場では、米国で今晩発表されるPCE価格指数などを見極めたいとする向きもあるが、今日は株価が堅調なこともあり、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和。日経VIは昨日の水準を下回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ