伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月10日記)
昨日の 日経平均株価は、「終値-25日移動平均線」の乖離線(以下、25日の乖離線)が2000円以上へ上昇しています。
25日の乖離線が2000円を超える動きは、日経平均株価が上昇を開始した2008年10月以降、ほとんど表れていません。昨年6月、本年1月、3月など、上昇が勢いづいた初期段階、最終段階で表れています。
7月が積極的に年初来高値を更新する動きになりにくい傾向のあることを考慮すると、昨日の大陽線は目先いけるところまで一気に上げた動きである可能性を考
えておく必要があります。
本日は、寄り付き後の価格が上値重く推移するなら、一時的にせよ、下値を試す流れになる可能性があります。
情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend
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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。2月10日発売!最新刊「高速取引・AI・アルゴのやっかいな値動きに負けない 弱者でも勝ち続ける『株』投資術」、「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(ともに日本実業出版社)など著書多数。
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