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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 CVSベイ、ディップ、カーブスHD (9日大引け後 発表分)

CVSベイ <日足> 「株探」多機能チャートより

 7月9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 CVSベイ <2687> [東証S]  ★今期最終を一転45%増益に上方修正
 ◆25年2月期の連結最終利益を従来予想の2億円→10億円に4.9倍上方修正。従来の70.3%減益予想から一転して44.6%増益見通しとなった。ホテル事業で春休みシーズンの国内宿泊需要が想定以上に好調だったことに加え、旺盛なインバウンド消費を追い風に稼働率、客室単価が堅調に推移していることを織り込んだ。また、成田市に保有するキャンプ場の売却に伴い、売却益8億円を計上することも最終利益を大きく押し上げる。

 ディップ <2379> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は22%増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比22.0%増の39.9億円に伸びて着地。求人情報サイト「バイトル」を主力とする人材サービス事業の堅調な伸びや中小企業向け採用DXサービスを展開するDX事業の高い成長によって、売上高、経常利益ともに四半期ベースの過去最高を達成した。

 京進 <4735> [東証S]  ★前期最終は上振れ着地で配当大幅増額、今期は連続最高益・増配へ
 ◆24年5月期の連結最終損益は5億0500万円の黒字(前の期は3億1600万円の赤字)に浮上し、従来予想の2億円の黒字を大きく上回って着地。保育事業における保育補助金の引き上げに加え、採用コストの抑制や職員の適正配置による運営効率化を進めたことなどが要因。清算結了した子会社に対する貸倒引当金などを法人税法上損金算入したことで税金負担が減少したことも最終利益を押し上げた。業績上振れに伴い、前期の年間配当を7.72円→19.46円(前の期は5.47円)に大幅増額修正した。
  続く25年5月期の同利益は前期比3.4%増の5億2200万円と2期連続の最高益更新を見込み、配当は前期比0.68円増の20.14円に増配する方針とした。配当利回りは4.63%に上昇。

 カーブスHD <7085> [東証P]  ★9-5月期(3Q累計)経常が50%増益で着地
 ◆24年8月期第3四半期累計(23年9月-24年5月)の連結経常利益は前年同期比50.1%増の44.7億円に拡大して着地。テレビCM効果などでフィットネス施設の会員数が増加しロイヤルティ収入が伸びたほか、プロテインなどの会員向け物販も好調に推移したことが寄与。
  通期計画の49.5億円に対する進捗率は90.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 日本プロセス <9651> [東証S]  ★今期経常は5%増益、14円増配へ
 ◆24年5月期の連結経常利益は前の期比4.2%増の10億円で着地。続く25年5月期も前期比5.2%増の10.6億円に伸びる見通しとなった。今期はデジタルトランスフォーメーション(DX)などの堅調なIT需要が継続する中、8期連続の増益を目指す。
  併せて、今期の年間配当は前期比14円増の52円に増配する方針とした。配当方針を変更し、配当性向の目標を66%に引き上げる。配当利回りは4.44%に上昇。

 ジュンテン <9835> [東証S]  ★3-5月期(1Q)経常は56%増益で着地
 ◆25年2月期第1四半期(3-5月)の経常利益(非連結)は前年同期比56.3%増の4.7億円に拡大して着地。期間を通じて天候に恵まれホームセンターの売上高が堅調に推移する中、売上総利益の増加や販管費の減少によって利益が大きく改善した。
  上期計画の6億円に対する進捗率は79.2%に達しており、業績上振れが期待される。

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