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米国株安で売り先行も底堅さが意識される【クロージング】


4日の日経平均は3営業日ぶりに反落。85.57円安の38837.46円(出来高概算は17億株)で取引を終えた。連日の株価上昇の反動や米国市場でNYダウが下落したことが嫌気されたほか、円相場が一時1ドル=155円台へと円高が進んだことも重荷となり、日経平均は前場終盤にかけて下げ幅を広げ、38591.79円まで水準を切り下げた。ただ、来週は日米ともに中央銀行ウィークな上、今週も雇用統計など重要な経済指標の発表もあり、結果を見極めたいとのムードもあり、その後は38800円前後での推移が続いた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が794、値下がり銘柄数が799でほぼ拮抗し、変わらず54だった。セクター別では、その他製品、サービス、不動産、空運など11業種が上昇。一方、鉱業、石油石炭、保険、電気ガス、銀行など22業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、TDK<6762>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、テルモ<4543>が軟調だった。

前日の米国市場で、5月のISM製造業景況指数が市場予想を下振れたことで米景気に対する不安感から、東京市場では売りが先行して始まった。また、性能試験で不正が確認されたと報告が伝わったトヨタ<7203>やホンダ<7267>などが軟調だったことも、投資マインドを萎縮させたようだ。また、レーザーテックやアドバンテス<6857>といった半導体関連株の一角が下げたことも手掛けづらくさせていた。

米経済指標の発表を確認しながら、短期的な売買が中心になりそうだ。もっとも、日経平均は反落とはなったものの、25日線が支持線として機能する形で陽線を形成しており、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうだ。来週の金融イベント通過後のアク抜けも意識されやすいなか、売り方にとってはいったん買戻しを入れたいところであろう。そのため、こう着ながらも下値の堅さは意識されそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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