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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サーキュ、エネチェンジ、メディアス

サーキュ <日足> 「株探」多機能チャートより
■サーキュレーション <7379>  789円  +100 円 (+14.5%) ストップ高   本日終値
 サーキュレーション<7379>はストップ高。3日の取引終了後、クラウドワークス<3900>、PKSHA Technology<3993>の2社とそれぞれ資本・業務提携を行うと発表。これを手掛かりに買いが膨らんだ。クラウドWのプラットフォームに登録されている人材の自社サービスへの送客や、パークシャのAI技術を活用した自社サービスの精度向上などを目指す。サーキュの既存株主からクラウドWは201万6000株(自己株式を除く発行済み株数の24.00%)、パークシャは62万600株(同7.39%)を取得する。

■ENECHANGE <4169>  536円  +65 円 (+13.8%)  本日終値
 ENECHANGE<4169>が急伸。同社はきょう、三菱電機<6503>が提供するWebシステム「三菱電機の光熱費シミュレーション」を開発したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。このシステムは、エネチェンジの料金シミュレーションプロダクト「エネチェンジクラウド Marketing」の機能を応用・カスタマイズ開発したもので、三菱エコキュートとIHクッキングヒーターへの切り替えや灯油使用の有無、太陽光システムの導入有無を選択した場合の光熱費をシミュレーションすることが可能だという。

■メディアス <3154>  976円  +101 円 (+11.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位
 メディアスホールディングス<3154>が急反騰し年初来高値を更新した。3日の取引終了後、24年6月期の連結業績予想について、売上高を2480億円から2600億円(前期比8.8%増)へ、営業利益を10億円から15億円(同20.2%減)へ、純利益を10億円から14億2000万円(同5.2%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を14円から21円(前期22円)へ引き上げたことが好感された。医療機器販売事業で手術などの症例数が想定以上に回復し、消耗品の販売が堅調に進んだことが要因。また、連結子会社が所有する投資有価証券を売却したことも寄与する。

■マーチャント <3121>  304円  +19 円 (+6.7%)  本日終値
 マーチャント・バンカーズ<3121>が急伸。3日の取引終了後、株主優待制度に関する発表を行い、材料視されたようだ。3月と4月に発表した株主優待に加え、今年10月31日から1年間、300株以上を継続保有する株主に対し、クオカードを5000円分、贈呈することとした。贈呈時期は2026年1月下旬を予定する。

■IGポート <3791>  1,100円  +65 円 (+6.3%)  本日終値
 アニメ企画制作のIGポート<3791>や、マンガのECサイトを運営するTORICO<7138>が急伸。この日、政府の知的財産戦略本部が開かれ、新たなクールジャパン戦略がまとまった。2033年までに関連産業全体で50兆円の海外展開を目指し、国際競争力の強化など横断的な取り組みを推進する方針が示された。これを受け、クールジャパン戦略の中核を担うとみられているアニメやゲームなどコンテンツ制作関連の銘柄に、思惑的な資金が流入したようだ。東映アニメーション<4816>や壽屋<7809>が買われ、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>やサンリオ<8136>などが堅調に推移した。

■クシム <2345>  253円  +14 円 (+5.9%)  本日終値
 クシム<2345>が反発。3日の取引終了後、子会社チューリンガムがWeb3分野の最新技術の研究開発を行う「Turingum Labs」を発足させたと発表しており、好材料視された。「Turingum Labs」はWeb3分野の最新テクノロジーに焦点を当て、暗号資産と金融・経済の知見を組み合わせることで、新しい経済モデルの研究を進めるのが狙い。現在はリステーキングプロトコル「EigenLayer(アイゲンレイヤー)」や、クロスチェーン通信プロトコル「コスモス/IBC」などを中心に技術的な概要や将来性を研究しており、既存事業とのシナジー創出を図るとしている。

■中央発條 <5992>  1,095円  +60 円 (+5.8%)  本日終値
 中央発條<5992>が高い。同社はきょう午前9時30分ごろ、中期経営計画をアップデートし、28年3月期の連結営業利益目標を従来の50億円から55億円に引き上げたと発表しており、これが株価を刺激したようだ。連結売上高の目標も従来の1000億円以上から1100億円以上に上方修正。2024年3月期通期の連結売上高が1009億7500万円となり、今後も各事業戦略を着実に進展することで売上高及び利益の増加を見込んでいることが主な理由だとしている。

■ダイドーリミテッド <3205>  637円  +30 円 (+4.9%)  本日終値
 ダイドーリミテッド<3205>が続急伸。この日寄り前に開示された定時株主総会招集通知の大株主欄で、南青山不動産(東京都渋谷区)が1.30%を保有し大株主に浮上したことが判明しており、思惑的な買いが入ったようだ。

■ダブルエー <7683>  2,089円  +84 円 (+4.2%)  本日終値
 ダブルエー<7683>が3日続伸。3日の取引終了後に発表した5月度の単体売上高(速報)が前年同月比13%増となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。スニーカーやバッグの販売が順調だったことに加えて、気温の高い日が多く、新作のサンダルの稼働が好調だった。また、オンライン販売も伸長した。

■カオナビ <4435>  1,535円  +57 円 (+3.9%)  本日終値
 カオナビ<4435>が3日続伸。午前10時ごろ、タレントマネジメントシステム「カオナビ」が、全国に生活雑貨専門店ロフトを展開しているロフト(東京都千代田区)に採用されたと発表しており、好材料視された。

●ストップ高銘柄
 ジオコード <7357>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 岩崎通信機 <6704>  934円  +150 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 ヘリオスTH <6927>  653円  +100 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値
 データホライゾン <3628>  660円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 グリッド <5582>  3,365円  +500 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 地域新聞社 <2164>  556円  -100 円 (-15.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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