話題株ピックアップ【夕刊】(2):トレンド、片倉、レーザーテク
■トレンドマイクロ <4704> 7,221円 -1,500 円 (-17.2%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率トップ
トレンドマイクロ<4704>はストップ安。15日取引終了後に発表した23年12月期連結決算は、売上高が前の期比11.1%増の2486億9100万円、純利益が同64.0%減の107億3100万円と増収減益で着地。続く24年12月期は好調な見通しを示したが、決算発表通過で材料出尽くし感が広がり目先利益確定売りが優勢となった。前期は各種セキュリティー製品が伸びたほか、円安の影響もあって売上高は増加した。一方、利益面ではハードウェア関連製品原価やクラウドコストが想定以上となったことをはじめ、前の期に関係会社株式売却益を計上した反動、リストラクチャリング関連費用の計上などが響いた。今期の売上高は前期比9.0%増の2710億円、純利益は同3.2倍の346億円となる見通し。配当予想は未定(前期738円)とした。あわせて、取得上限630万株(自己株式を除く発行済み株数の4.64%)、または400億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月26日から11月29日まで。
■片倉工業 <3001> 1,747円 -119 円 (-6.4%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は9%減益へ」が嫌気された。
片倉工業 <3001> [東証S] が2月15日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比96.3%増の50.6億円に拡大したが、24年12月期は前期比9.2%減の46億円に減る見通しとなった。
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■レーザーテック <6920> 40,440円 -1,770 円 (-4.2%) 本日終値
レーザーテック<6920>やルネサスエレクトロニクス<6723>、ディスコ<6146>など半導体関連株は朝高後は売りに押され、一転して軟調な展開。前日に発表された米アプライド・マテリアルズ<AMAT>の決算が良好で、同社株は時間外取引で一時10%を超す上昇となったことが好感され、東京市場でも朝方、半導体関連株が軒並み高となった。ただ、主力半導体関連株の多くは上場来高値圏にあり、レーザーテクは前日まで3日続伸、SCREENホールディングス<7735>も7連騰していただけに、買い一巡後は利益確定売りが優勢となったようだ。
■ピジョン <7956> 1,512円 -64.5 円 (-4.1%) 本日終値
ピジョン<7956>が急反落。15日取引終了後に23年12月期連結決算を発表し、売上高は前の期比0.5%減の944億6100万円、営業利益は同12.1%減の107億2600万円だった。従来予想(売上高1000億円、営業利益124億円)から下振れして着地。日本事業が伸びた一方、中国事業やシンガポール事業が減少し全体の足を引っ張った。積極的な販売促進費の使用も利益面で響いた。なお、続く24年12月期の売上高は前期比6.9%増の1010億円、営業利益は同6.3%増の114億円の見通し。配当予想は前期比据え置きの76円とした。
■帝国ホテル <9708> 1,011円 -35 円 (-3.4%) 本日終値
帝国ホテル<9708>が一時4%を超す下げとなった。15日の取引終了後、サッポロホールディングス<2501>傘下のサッポロビールなどによる株式売り出しを決議したと発表。株式需給が悪化するとの警戒感が広がったようだ。売り出し株式数は926万6600株。需給状況に応じ上限138万9900株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売り出し価格は26日から29日までのいずれかの日に決める。売出人はサッポロビールのほか、みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行、清水建設<1803>、鹿島<1812>、中央日本土地建物(東京都千代田区)、清和綜合建物(同)。
■リソルホールディングス <5261> 5,850円 -150 円 (-2.5%) 本日終値
リソルホールディングス<5261>が軟調。15日の取引終了後、三井不動産<8801>による48万3900株の売り出しを決議したと発表した。上限7万2500株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。株式の需給面での悪影響を警戒した売りが膨らんだようだ。プライム市場の上場維持基準のうち、未達となっている流通株式時価総額基準の適合を目指す。売り出し価格は26日から29日までのいずれかの日に決める。
■アースインフィニティ <7692> 90円 +30 円 (+50.0%) ストップ高 本日終値
アースインフィニティ<7692>は後場急伸しストップ高。正午ごろ、風力発電所の販売業務を開始すると発表した。これまで培った風力発電所における運営などの経験や実績を踏まえ、他事業社への販売やサポートを行うという。
■ペッパーフードサービス <3053> 161円 +39 円 (+32.0%) 一時ストップ高 本日終値
ペッパーフードサービス<3053>が続急騰。引き続き14日に発表した24年12月期の6期ぶり営業黒字転換見通しと株主優待制度の再開を好材料視する動きに加えて、15日に発表した1月度実績で「いきなり!ステーキ」既存店売上高が前年同月比6.5%増となり、13カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。
■メディアリンクス <6659> 37円 +6 円 (+19.4%) 本日終値
メディアリンクス<6659>が大幅高。同社は15日、NTT<9432>グループのNTTスマートコネクトと業務提携したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。NTTスマートコネクトが持つ「クラウドサーバーからネットワーク、セキュリティーまでをトータルでカバーする高い技術力」と、メディアLの「高性能で多機能なマルチメディア対応のIP伝送装置」を組み合わせることで、より高品質で効率的なIP映像伝送を実現する新たなソリューションの開発・展開に取り組むことが主な目的だという。
■ETSホールディングス <1789> 642円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
ETSホールディングス<1789>が急騰。15日の取引終了後、東北電力ネットワーク(仙台市青葉区)から受注している「宮城丸森幹線新設工事」について、50万ボルト送電線の新設鉄塔工事を追加受注したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同件は、国家プロジェクトである広域系統整備計画のうち、東北東京間連系線を2ルート化するために、東北電力ネットワークが主体となって新設する「宮城丸森幹線」に関して、第4工区(鉄塔51基)の建設工事を、同社が担当するもの。今回の受注金額は60億4000万円で、累計受注総額は69億8500万円に上る。また、累計受注総額のうち9億7600万円は23年9月期連結売上高に計上済みとなっており、残りの60億900万円は24年9月期から26年9月期にわたって各年度の連結売上高に計上される見通しで、24年9月期業績予想及び中期経営計画には織り込み済みとしている。
株探ニュース
トレンドマイクロ<4704>はストップ安。15日取引終了後に発表した23年12月期連結決算は、売上高が前の期比11.1%増の2486億9100万円、純利益が同64.0%減の107億3100万円と増収減益で着地。続く24年12月期は好調な見通しを示したが、決算発表通過で材料出尽くし感が広がり目先利益確定売りが優勢となった。前期は各種セキュリティー製品が伸びたほか、円安の影響もあって売上高は増加した。一方、利益面ではハードウェア関連製品原価やクラウドコストが想定以上となったことをはじめ、前の期に関係会社株式売却益を計上した反動、リストラクチャリング関連費用の計上などが響いた。今期の売上高は前期比9.0%増の2710億円、純利益は同3.2倍の346億円となる見通し。配当予想は未定(前期738円)とした。あわせて、取得上限630万株(自己株式を除く発行済み株数の4.64%)、または400億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は2月26日から11月29日まで。
■片倉工業 <3001> 1,747円 -119 円 (-6.4%) 本日終値
15日に決算を発表。「今期経常は9%減益へ」が嫌気された。
片倉工業 <3001> [東証S] が2月15日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期の連結経常利益は前の期比96.3%増の50.6億円に拡大したが、24年12月期は前期比9.2%減の46億円に減る見通しとなった。
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■レーザーテック <6920> 40,440円 -1,770 円 (-4.2%) 本日終値
レーザーテック<6920>やルネサスエレクトロニクス<6723>、ディスコ<6146>など半導体関連株は朝高後は売りに押され、一転して軟調な展開。前日に発表された米アプライド・マテリアルズ<AMAT>の決算が良好で、同社株は時間外取引で一時10%を超す上昇となったことが好感され、東京市場でも朝方、半導体関連株が軒並み高となった。ただ、主力半導体関連株の多くは上場来高値圏にあり、レーザーテクは前日まで3日続伸、SCREENホールディングス<7735>も7連騰していただけに、買い一巡後は利益確定売りが優勢となったようだ。
■ピジョン <7956> 1,512円 -64.5 円 (-4.1%) 本日終値
ピジョン<7956>が急反落。15日取引終了後に23年12月期連結決算を発表し、売上高は前の期比0.5%減の944億6100万円、営業利益は同12.1%減の107億2600万円だった。従来予想(売上高1000億円、営業利益124億円)から下振れして着地。日本事業が伸びた一方、中国事業やシンガポール事業が減少し全体の足を引っ張った。積極的な販売促進費の使用も利益面で響いた。なお、続く24年12月期の売上高は前期比6.9%増の1010億円、営業利益は同6.3%増の114億円の見通し。配当予想は前期比据え置きの76円とした。
■帝国ホテル <9708> 1,011円 -35 円 (-3.4%) 本日終値
帝国ホテル<9708>が一時4%を超す下げとなった。15日の取引終了後、サッポロホールディングス<2501>傘下のサッポロビールなどによる株式売り出しを決議したと発表。株式需給が悪化するとの警戒感が広がったようだ。売り出し株式数は926万6600株。需給状況に応じ上限138万9900株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。売り出し価格は26日から29日までのいずれかの日に決める。売出人はサッポロビールのほか、みずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行、清水建設<1803>、鹿島<1812>、中央日本土地建物(東京都千代田区)、清和綜合建物(同)。
■リソルホールディングス <5261> 5,850円 -150 円 (-2.5%) 本日終値
リソルホールディングス<5261>が軟調。15日の取引終了後、三井不動産<8801>による48万3900株の売り出しを決議したと発表した。上限7万2500株のオーバーアロットメントによる売り出しも予定する。株式の需給面での悪影響を警戒した売りが膨らんだようだ。プライム市場の上場維持基準のうち、未達となっている流通株式時価総額基準の適合を目指す。売り出し価格は26日から29日までのいずれかの日に決める。
■アースインフィニティ <7692> 90円 +30 円 (+50.0%) ストップ高 本日終値
アースインフィニティ<7692>は後場急伸しストップ高。正午ごろ、風力発電所の販売業務を開始すると発表した。これまで培った風力発電所における運営などの経験や実績を踏まえ、他事業社への販売やサポートを行うという。
■ペッパーフードサービス <3053> 161円 +39 円 (+32.0%) 一時ストップ高 本日終値
ペッパーフードサービス<3053>が続急騰。引き続き14日に発表した24年12月期の6期ぶり営業黒字転換見通しと株主優待制度の再開を好材料視する動きに加えて、15日に発表した1月度実績で「いきなり!ステーキ」既存店売上高が前年同月比6.5%増となり、13カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。
■メディアリンクス <6659> 37円 +6 円 (+19.4%) 本日終値
メディアリンクス<6659>が大幅高。同社は15日、NTT<9432>グループのNTTスマートコネクトと業務提携したことを明らかにしており、これが材料視されたようだ。NTTスマートコネクトが持つ「クラウドサーバーからネットワーク、セキュリティーまでをトータルでカバーする高い技術力」と、メディアLの「高性能で多機能なマルチメディア対応のIP伝送装置」を組み合わせることで、より高品質で効率的なIP映像伝送を実現する新たなソリューションの開発・展開に取り組むことが主な目的だという。
■ETSホールディングス <1789> 642円 +100 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
ETSホールディングス<1789>が急騰。15日の取引終了後、東北電力ネットワーク(仙台市青葉区)から受注している「宮城丸森幹線新設工事」について、50万ボルト送電線の新設鉄塔工事を追加受注したと発表しており、これを好感した買いが流入した。同件は、国家プロジェクトである広域系統整備計画のうち、東北東京間連系線を2ルート化するために、東北電力ネットワークが主体となって新設する「宮城丸森幹線」に関して、第4工区(鉄塔51基)の建設工事を、同社が担当するもの。今回の受注金額は60億4000万円で、累計受注総額は69億8500万円に上る。また、累計受注総額のうち9億7600万円は23年9月期連結売上高に計上済みとなっており、残りの60億900万円は24年9月期から26年9月期にわたって各年度の連結売上高に計上される見通しで、24年9月期業績予想及び中期経営計画には織り込み済みとしている。
株探ニュース