日経平均VIは昨日の水準近辺、株価堅調だが警戒感は大きくは緩和せず

日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は14時5分現在、前日比-0.07（低下率0.37％）の18.76と小幅にしている。なお、今日ここまでの高値は19.21、安値は18.57。

今日の東京株式市場は、売りが先行し、日経225先物は下落、日経VIは上昇して始まった。取引開始後の売り一巡後は日経225先物は上げに転じ、上げ幅を拡大している。朝安の後に株価が堅調な一方、市場では明日まで開かれる日銀金融政策決定会合への警戒感などが継続しており、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは大きくは緩和せず、日経VIは概ね昨日の水準近辺で推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

　提供：フィスコ