新晃工業---コンセプト・スタディモデル「Green AHU」を発表
新晃工業<6458>は、17日、カーボンニュートラル社会の実現に向け、新しい空気調和機のコンセプト「Green AHU」を策定し、これを具現化したコンセプト・スタディモデルを公開した。
大規模建物のセントラル空調システムに採用されるAHUは、建物の中で活動する人や保管される文化財、製造される製品、発熱するサーバーなど、施設用途によって求められる温度、湿度、清浄度、音、振動、気流を調整し、最適な空気質を提供する空調機器。
Green AHUは、製品ライフサイクル全体を見据えて設計・生産を行い、これまであまり重視されてこなかった「リサイクル素材」に注目している。特に木材は、リサイクル面だけでなく材料製造時のCO2排出量が抑えられるというメリットがあることから、コンセプト・スタディモデルでは外板に間伐材を採用している。森林保全に伴って発生する間伐材を使用することは、気候変動への対応にも大きく貢献することから、 積極的な活用を視野に入れていく方針だ。
《AS》
提供:フィスコ