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米国株高を好感した買いと短期の過熱感を警戒した利食い売りが交錯【クロージング】


4日の日経平均は3営業日続伸。99.27円高の28287.42円(出来高概算11億6000万株)で取引を終えた。前日の米国市場で原油先物相場の上昇を受けてNYダウが続伸した流れを引き継ぐ格好から、買いが先行して始まった。連騰による高値警戒感や米景気の先行き懸念、原材料高によるインフレ高進などの懸念がくすぶっており、寄り付き直後には28139.12円まで利食いに押される場面が見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、28200円台でのこう着が続くなか、大引けにかけてやや買い戻しの動きが強まり、日経平均は本日の高値で引けた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上り銘柄が889、値下り銘柄が853でほぼ拮抗した。セクター別では、海運、その他製品、鉱業、電気ガスなど24業種が上昇。一方、鉄鋼、空運、サービスなど9業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、東エレク<8035>、任天堂<7974>、アステラス薬<4503>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ファナック<6954>、第一三共<4568>、信越化<4063>が軟化した。

前日の米国市場は、石油輸出国機構(OPEC)プラスによる減産決定を受けた原油高を背景に資源関連株が買われたほか、3月のISM製造業景況指数が市場予想を下回り、景気の先行きへの懸念が強まったため、ディフェンシブ株が買われた。半面、ハイテク関連株は軟調で、主要株価指数は高安まちまちだった。こうしたなか、東京市場でも同様の動きとなった。ただ、短期的な過熱感が意識され始めており、積極的に上値を追う動きにはつながらなかった。

米国の主要株価指数は金融不安が広がる前の水準に戻してきているが、日経平均の戻りは鈍く、今後は出遅れ感から3月高値(28734円)を目指す動きが意識されやすいだろう。投資家の目線が世界的な金融政策の行方から、企業業績や各国の景気動向に移ってきており、今後本格化する決算や経済指標などを見極めながらの動きになりそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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