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日経平均は75日線を支持線としたトレンド形成は維持/オープニングコメント


 9日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。8日の米国市場はNYダウが183ドル高だった。中国政府によるコロナ規制を緩和する兆しを好感したほか、週次失業保険申請件数が増加したことから来年の利上げ観測の緩和期待につながった。NYダウは最近の調整で800ドル超下落していたこともあり、押し目買いの動きも見られた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の27685円。円相場は1ドル136円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。SQに絡んだ売買も加わることから、日経平均の5日線水準までのリバウンドが意識されやすく、75日線を支持線としたトレンド形成は維持されそうだ。ただし、9日の米国市場では卸売物価指数(PPI)の発表が予定されている。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の判断材料の一つでもあるため、結果を見極めたいとする模様眺めムードが次第に強まってくる可能性はあることから、買い一巡後はこう着感を強めてきそうだ。

 とはいえ、直近の調整でショートに傾いていると考えられ、PPIを前にショートカバーの動きは継続するとみられるため、下値の堅さは意識される。足元で弱い値動きを見せていた半導体株などへはポジションをニュートラル水準に修正するなかで、買い戻しの動きが意識されそうである。また、中国のゼロコロナ政策緩和の動きにより、中国関連の一角などにも見直す動きがみられる可能性も意識しておきたい。

 中小型株については直近で換金売り圧力も意識されていることから物色に広がりは期待できないものの、流動性の高い銘柄などへは、短期的な値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。需給状況は悪化しているとは考えづらく、値動きが弱含む局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。

《AK》

 提供:フィスコ

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