【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 コーセーＲＥ、ミライアル、ノーリツ (8日大引け後 発表分)

　12月8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　コーセーＲＥ <3246> [東証Ｓ]　　★今期経常を27％上方修正・5期ぶり最高益、配当も6円増額
　◆23年1月期の連結経常利益を従来予想の14.1億円→17.8億円に26.7％上方修正。増益率が11.0％増→40.6％増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。マンションの販売が好調に推移していることに加え、販管費の抑制も利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→36円(前期は25円)に増額修正した。配当利回りは5.11％に上昇。

　ＲＳテクノ <3445> [東証Ｐ]　　★今期経常を30％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
　◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の125億円→162億円に29.6％上方修正。増益率が41.5％増→83.4％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。各セグメントとも想定以上に需要が拡大し、売上高が計画を11.8％も上回ることが利益を押し上げる。
　　併せて、業績好調による普通配当5円と、中国子会社の上場記念配当5円を実施する形で、期末一括配当を従来計画の25円→35円(前期は25円)に大幅増額修正した。

　ミライアル <4238> [東証Ｓ]　　★非開示だった今期経常は16％増益、10円増配へ
　◆23年1月期第3四半期累計(2-10月)の連結経常利益は前年同期比46.2％増の18.8億円に拡大して着地。半導体市場の旺盛な需要が継続し、シリコンウエハー関連容器・高機能樹脂の販売が伸びたことが寄与。高付加価値な新製品のスポット対応に加え、工場稼働率が高水準を維持したことも大幅増益につながった。
　　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比15.9％増の22.8億円に伸びる見通しを示した。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は55円(前期は45円)実施する方針とした。

　ノーリツ <5943> [東証Ｐ]　　★今期経常を37％上方修正、配当も3円増額
　◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の57億円→78億円に36.8％上方修正。増益率が43.4％増→96.2％増に拡大する見通しとなった。国内事業で部品調達難への対策を実施し、3月以降に順次生産高を伸ばして受注残の解消と納期の正常化が進んだことが寄与。素材価格が高騰するなか、高付加価値商品の販売を強化したことも上振れに貢献する。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→53円(前期は83円)に増額修正した。

　スバル <9632> [東証Ｓ]　　★今期経常を一転7％増益・最高益に上方修正、配当も120円増額
　◆23年1月期の連結経常利益を従来予想の40.9億円→47.5億円に16.2％上方修正。従来の8.0％減益予想から一転して6.9％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。政府による防災・減災や国土強靱化対策の推進など公共投資が底堅く推移するなか、主力の道路関連事業で総合評価方式への対応を強化し、道路維持管理業務・道路清掃業務の継続的な受注確保に取り組んだことが奏功した。
　　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の260円→380円(前期は360円)に大幅増額修正した。

株探ニュース